先週末、学生さんBMのアパートでパーティーがありました。
その名も「論文”投稿”おめでとうパーティー」!
普通は論文が”受理”された時にお祝いのパーティーをするものですが…、彼女にとっては初めての国際誌への論文投稿だったので、受理前だけどお祝いしちゃおう!ということでした。
BLのアパートに招かれたのは初めて。
彼女はアパート(3部屋+キッチン+バスルーム)を3人でシェアしています。
ルームシェアのお宅訪問も初めてでした。
そうそう、どのフランス人もですが…皆、おうちに招くとまずはキッチン、バスルーム、そして寝室…とプライベートなところまで隅々と紹介してくれます。
(私には絶対できない…)
今回もご丁寧にBMの寝室のみならず、ルームメイトの部屋まで(不在なのに勝手に開けて)紹介してくれました。さらには寝室には洗濯物が干してあって…どこに目をやって良いか分からなかった…
(うーん、やっぱり私にはできない…(笑))
集まったのは、ルームメイト1名、BMのお友達(共にフランス人)、そして我がラボの新ポスドクでありBMとも一緒に働いているSL(ポルトガル人)の計5名。
(ちなみにSLも4人でルームシェアしていますが、この4名、もともとは赤の他人。こちらではルームシェアは一般的ですが、これも私にはできないなぁ…)
印象的だった話題が二つ。
一つはフランス人とポルトガル人が集まると良く挙がる話題のコーヒーについて。(そこにイタリア人も加わるとなお良し。)
彼らにとってコーヒーと言えば「エスプレッソ」。
だから我ら日本人が良く飲むコーヒーはあり得ない訳です。
(「アメリカンコーヒー」なんて論外らしい。)
それでいかに自分たちのコーヒーが素晴らしいかについて語ってました(笑)
ポルトガル人のSL的にはフランスのエスプレッソもまだまだだそう。
だからと言って、本場のイタリアコーヒーは濃すぎて、量も少なすぎてやっぱりダメみたい。
(ちなみにBMとSLのボスはイタリア人。)
まぁ、結局は自分たちの(飲み慣れた)コーヒーが一番美味しいってことですね。
そうそう、面白いことに、同じ欧州でもスペインやドイツではエスプレッソではなく、日本と同じようなコーヒーがメジャーなんですよね。
そして今度は「ブロンズヘアー」について。
BMはフランス人には珍しいブロンズ(金髪)で目も透けるようなブルーをしているのですが、フランスでは(そしてポルトガルでもらしいのですが) 、「ブロンズヘアーはおバカさん」といったジョーク(?)があるらしく、子供・思春期の頃はひどくそれで傷ついたのだとか。
確かにフランスで何回か「ブロンズヘアー」についての上のような話題を耳にしたことがあります。でも栗毛の子が脱色していたりもするので…やっぱり何だかんだでブロンズに対する憧れもある気はするけれど。。
黒髪のSLと私からすれば、歳とっても白髪が目立たなくて羨ましい限りです。
(SLと私は同じ歳ですが…既に二人とも白髪がチラホラ…。)
2010年7月よりフランス・パリにある研究室でポスドクとして2年間働く予定。専門はウイルス学。女性。自分用の記録も兼ねて、ポスドク・研究留学・そしてパリでの生活・文化等について発信していくことができればと思います。
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2011/09/27
2011/09/09
夏至の夜は…
もう3カ月近く前のお話ですが…
今年は6月21日がフランスでは夏至で、この日の夜、パリの至るところで「fête de la musique」と呼ばれる野外音楽祭が開かれていました。
パリのあちらこちらに会場があるのですが、我々はパリ15区「Square Georges Brassens公園」で「フレンチ・シャンソン」を聴くことに。
日本人らしくピクニックシートまで持参してしまいました。
フランス人の皆さんは構わず地べたに座ってましたが…^^;
若い女の子から、長時間立っているのも大変そうなおじいさんまで…
歌手が代わる代わる歌います。当日のポスターはこちらから→ポスター
そしてお客さんの乗りが良い。
はじめの頃は小さな子供が最前列に並んでジーっと聴き入ってたし、
(写真には3人しか写っていませんが、この後10人近くに増えてました。)
中盤では少年たちが手拍子をしたり、合いの手を入れて場を盛り上げてくれ、
そして後半には気分が良くなってきたマダムとムシューが踊ってました。
そしてこちら、22時05分10秒の空。
夏至の夜は長い。
今年は6月21日がフランスでは夏至で、この日の夜、パリの至るところで「fête de la musique」と呼ばれる野外音楽祭が開かれていました。
パリのあちらこちらに会場があるのですが、我々はパリ15区「Square Georges Brassens公園」で「フレンチ・シャンソン」を聴くことに。
日本人らしくピクニックシートまで持参してしまいました。
フランス人の皆さんは構わず地べたに座ってましたが…^^;
若い女の子から、長時間立っているのも大変そうなおじいさんまで…
歌手が代わる代わる歌います。当日のポスターはこちらから→ポスター
そしてお客さんの乗りが良い。
はじめの頃は小さな子供が最前列に並んでジーっと聴き入ってたし、
(写真には3人しか写っていませんが、この後10人近くに増えてました。)
中盤では少年たちが手拍子をしたり、合いの手を入れて場を盛り上げてくれ、
そして後半には気分が良くなってきたマダムとムシューが踊ってました。
そしてこちら、22時05分10秒の空。
夏至の夜は長い。
2011/09/08
Pantheon
お久しぶりです。皆様いかがお過ごしでしょうか。
こちらはバカンスシーズンも終わり、すっかり秋らしくなってきました。
(今年のバカンスは全然夏らしくなく、ずっと秋のようでしたが…)
さて、こちらはパリ5区にあるパンテオン。
確かに、あの高い天井から振り子つる下がっていて動いていました。
(さすがに動き続けることは不可能なようで、係員の人が振り直していましたが…その瞬間を見てしまった!)
ヨーロッパにはPantheonのようなドームはいくつもあるし、敢えて行きたいと思ったことはなかったのですが…行く価値ありました。
そしてPantheonの地下は偉人達が埋葬されていることでも有名なようです。
例えばノーベル物理学賞を夫婦で受賞した「マリー・キュリー」と「ピエール・キュリー」。
(その数日後、たまたま本屋で「キュリー」の伝記本を見つけたので買ってしまった。)
既に多くの偉人達が眠っていましたが、地下はかなり広く、まだまだスペースはあるよう。
未来の偉人たちのために取っておいてあるのかな。
こちらはバカンスシーズンも終わり、すっかり秋らしくなってきました。
(今年のバカンスは全然夏らしくなく、ずっと秋のようでしたが…)
さて、こちらはパリ5区にあるパンテオン。
物理を研究している友人から
“パンテオンは「フーコー」が地球が自転していることを証明した場所で、現在でもその時に使われた振り子が展示されているから是非一度訪れてみると良い”と聞いていたので、行ってみることにしました。フーコーの振り子 -Wikipedia
確かに、あの高い天井から振り子つる下がっていて動いていました。
(さすがに動き続けることは不可能なようで、係員の人が振り直していましたが…その瞬間を見てしまった!)
ヨーロッパにはPantheonのようなドームはいくつもあるし、敢えて行きたいと思ったことはなかったのですが…行く価値ありました。
そしてPantheonの地下は偉人達が埋葬されていることでも有名なようです。
例えばノーベル物理学賞を夫婦で受賞した「マリー・キュリー」と「ピエール・キュリー」。
(その数日後、たまたま本屋で「キュリー」の伝記本を見つけたので買ってしまった。)
既に多くの偉人達が眠っていましたが、地下はかなり広く、まだまだスペースはあるよう。
未来の偉人たちのために取っておいてあるのかな。