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2010/08/29

「ごはんを食べる」のジェスチャー

言語の通じない場面で “ジェスチャー” は有効な手段となりますが…

研究室のメンバーとランチに行く前、「もうごはんを食べに行ける?」とお互い確認を取り合うのですが、初めの頃はその場面でとても違和感を感じていました。

なぜって、「ごはんを食べる」のジェスチャーが私とフランス人とで違うから。

日本人の私は無意識に左手にお茶碗を持ち、右手でお箸をもって(または右手をチョキの形にしてお箸に見立て)、そのお箸を口元に持っていって「ごはんをたべる」を表現していました。

一方、フランス人の皆さんはどのように表現するかというと、右手の親指・人差し指・中指をくっつけて、それを口元に持っていくのです!

そう、フランス人にとっての主食はパンなので、ちぎったパンをつまんで口元に持っていく仕草なのでしょう!


思わず、お互いのジェスチャーが違うねと笑ってしまいました。

未だ、「ごはんを食べる」のジェスチャーは私一人だけ違うままです。

2010/08/27

夕食会 2

先月、パリの公園で持ち寄りパーティーをした記事を書きましたが(→夕食会)、今月もほぼ同じメンバーでの夕食会が開催されました。
(私が夏休みを取る直前の8月17日のお話ですが。)

今回は、先月のメンバー+2人。

まずはVのアパートに行って、野菜やナッツをつまみながら皆でシャンパンを飲みました。
その時の様子がこちら…↓↓↓

実験の写真ではありませんよ。

実は、Sodium alginate入りのシロップをCalcium chloride溶液の中にポタポタ垂らしていくと、上の写真のようなツブツブが出来るのです。(細かい濃度は忘れてしまいましたが…)

出来上がった粒々をキレイに水で洗った後シャンパンの中に入れると、粒々がシャンパンの泡でプカプカ上下に動いてキレイ!

もちろん粒々シロップも食べられる!という訳です。


←こんな感じに。

パリのお部屋では間接照明しか点けておらず雰囲気もよく、そして空きっ腹にシャンパンを数杯飲んでしまったので結構お酒がまわってしまいました。

でもフランス人の前で酔っ払う訳にもいかず、必死に意識を保っていましたが…(笑)

1時間ほどのアパートでの談笑の後、近くのレストランで皆でお食事です。

人生初のエチオピア料理!

パリはアフリカに近いこともあり、アフリカ料理のレストランが結構あります。
(クスクス料理は特にメジャーなようで、私も一度連れていってもらいました)

今回のエチオピア料理は薄い生地の上に様々な具やルーが乗っていて、それらを生地につけながら食べていきます。
ナイフ・フォーク類は一切使わず、手のみで食べます。

見た目以上にお腹にたまる!

スパイスも効いていて、フランス料理に飽き出している私にはかなり美味しく感じられたのですが、Jは「まぁまぁだった」と気に入らなかった様子。

一方、Vはエチオピア料理が大好きで何回も食べに来ていると言っていたので、フランス人でも評価は分かれるみたい。

ただ手で食べるので、食後の指からはエチオピア料理臭が漂っていました。

2010/08/26

夏休み・終了

皆様、お久しぶりです!
両親は昨晩パリを発ち、今朝無事に日本に到着したようです。

夏休み中は両親と共に、ナンシー (Nancy)→ストラスブール (Strasbourg)→コルマール (Colmar)へ行きました。
(研究室の皆には「なぜアルザスなの?南フランスとか他にもあるのに」と首を傾げられましたが(笑))

現地までの列車もホテルも私がネットで予約し、現地でもトラム (路面電車)を駆使して自分達の足で移動したので、行き当たりばったりで結構疲れましたが…面白い旅になりました。

旅行の報告は後日少しずつしていきますね。

そして、今日から研究室が再開しました。
1週間ぶりの研究室は勘が戻らず、ゆっくりのペースで実験を再開させました。
1カ月近くバカンスに出かけてしまうフランス人はもっと大変だろうなぁ…なんて思ってしまいましたが。

そして、フランスはココ1週間、暑くなったり、涼しくなったり、雨が降ったり…と天気が崩れていましたが、どうやら休みの間に軽く風邪をひいてしまったようです。今日は早めに寝て早く治さねば。

皆様も体には気を付けて~
では!

2010/08/19

夏休み

日本ではお盆休みがちょうど終わった頃でしょうか。
私も夏休みを頂くことにしましたー

さすがに1カ月のバカンス!とは行きませんが…

明日(金曜)から来週の水曜まで♪

そして、両親が日本から遊びにきております。
時差ボケでダウンして寝ちゃっておりますが…。

週末はドイツとの国境付近、アルザス地方へと足を延ばす予定!
報告はまた改めて~

ではでは。

2010/08/16

コート

ここ1カ月ほど、パリは曇りがちで涼しい日が続いていましたが、ついに昨日(日曜)は1日中雨が降り続いていました。

こちらでは雨が降ってもすぐやんでしまうので、1日中雨なんて珍しい。

ということで、昨日はずっと家に引きこもっていたので、今朝になっても外がどのくらい涼しい(寒い)のか分からず、いつもの格好で外に出たら…寒い。

電車の中の人も、街を歩く人も、研究室の皆も長袖の上にコートを羽織っていました。
半袖の私を見て、「大丈夫?」と聞かれる始末。

まだ8月ですよね?

ちなみに今日の気温は20℃/15℃だったようです。

7月は暑くて、真夏にはどうなるかと思っていましたが、このまま秋になってしまうのかなぁ。
天気予報が当たれば、今週末は晴れて28℃まで上がるみたいだけど。

2010/08/12

調子のってました。

前回、「鍋でご飯を炊いみたら初めてだったけど成功した」という記事を書きましたが、今夜2回目にトライしてみたところ…鍋の底を黒くしてしまいました。

途中で焦げくさい臭いもしてきたのですが、「お焦げも美味しいじゃん」とそのまましばらく炊き続けていましたが…
「これはヤバい」かもという臭いになってきて、さらには湯気ではなく煙が出始めていたので、急いで火を止めたのですが…遅かったみたいです。

底以外のお米は食べれただけでも良かったのですが…。お鍋洗いが大変そうです。
火災報知機が鳴らなかっただけでも良かったかな。

今回は水が多すぎたのかも。(前回は鍋がグツグツ言い出してから火を止め、余熱で蒸らしてちょうど良かったのですが、今回はグツグツ言い出してもまだ水分が残っていて加熱し続けてしまったので…)

もっと研究が必要です。

2010/08/11

アジアの食材

先週末、体の疲れがなかなか取れずエネルギーが出ない感じがしたのですが、
ふと振り返ってみるとパリに来てからほぼ毎日主食は「パン」だったので…
「これではイカン!」と思い、アジア食材を探し求めに街へ出ました。

しかし、パリは日曜になるとほとんどのお店が閉まってしまい、(ここなら何でも揃いそう)と思って行った大型スーパーですら閉まっていました。

ただそのスーパーの目の前にこじんまりとしたアジア食材のお店が。
中国系かと思いきや、看板には「タイ」の文字が。

タイご飯は大好きだし、お客さんもアジア人ばかりで親近感もわいたので早速入ってみました。

アジア系ショップに行けば、「豆腐や納豆、のりが手に入るよ」と噂には聞いていましたが、そのこじんまりしたお店にも(納豆はなかったものの)豆腐や韓国のりが売っていて、見ているだけで何だか癒されました(笑)。

(そうそう、私はワカメが大好きなのですが、パリのスーパーでは海藻類は売られていないので、時折ワカメが恋しくなります。
少し前のNature誌に「日本人の13人中5人で海藻を栄養分にできる腸内細菌が見られたのに対し、18人の米国人では見られなかった」という報告がされたらしいですね。)

話は戻って、結局そのお店で私は、タイのチリペーストとキムチ、豆腐、お米等々を買ったのですが、それらの感想を。

チリペーストは期待していなかったのですが…野菜を炒めてこれを加えるだけでアッ言う間にタイ料理になってしまって感激!
次の日、お弁当にこの自作タイ料理をもっていってしまったのですが、ナンプラー臭でフランス人を驚かせてしまったかもしれません ^^;

そして、キムチも日本で買うキムチと同じで満足。

お米はもちろんタイ米だったのですが…タイ料理との相性は抜群!そしてやっぱりお米は良いですね~食べただけで癒されました。あっ、ちなみに炊飯器はないので鍋で炊いてみましたが、初めてにしては簡単においしくできました。水の分量と加熱時間を研究しないと…。

ただ問題はお豆腐…。日本の豆腐よりゆるゆるで、食べてみたら…味がしない。ビックリしました。味のしない豆腐ってあるんだ!という感じです ^^;
逆に、日本の豆腐にはちゃんと「味」があったんだと再認識しました。
豆腐を水で薄めて食べているような感覚に陥り、残念。
まだ1種類しかトライしていないので、今度は違うのに挑戦です。

納豆もそろそろ食べたいなぁ。

2010/08/10

パリ 地図

私にとっての「中ボス」と言っても過言ではないBが、おススメのパリ地図を紹介してくれました。

中ボスと言っても、まだ30代半ばくらい(?)の若い女性研究者。
一番研究の相談に乗ってもらっていて、ボス以上に仕事の話をしています。席も隣。

彼女はパリに住んで20年以上経つけれども、この地図は今でもカバンに入れて毎日持ち歩いているのだとか。かなり使いこんでいるようで、彼女のものは表紙がボロボロ。

北駅 (Gare du Nord)内のMONOPRIX内に売っていたのを思い出したので早速1冊 (4.5 Euro)購入してみました。

パリは1~20区までありますが、1頁に1区ずつ載っていて、例えば1区のページでは1区のみが黄色く塗られており、それ以外の周辺の区はブルーになっているので、区の境も一目瞭然。
メトロやRERの路線図もあります。

日本から旅行ガイドは持ってきていたのですが…これなら何より軽いので毎日持ち運ぶには便利です。


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Bはバリバリ研究をこなす「出来る女性」といった感じ。
最初はちょっと怖くて、研究以外の話はできませんでした。

例えば…
技官さんのJが「明日から3週間バカンスで休みます。」と言って研究を出ようとした時、「恥じね!」と大きな声で笑って送りだしていたのですが…

(Bはこんな本気ともジョークとも取れないことをよく言って笑うのですが、目は笑っていないんです(笑)。それに最初のうちはビビっていましたが…、)

最近ではそれはジョークだということも分かってきて、世間話もできるようになってきました。

2010/08/08

フォンテーヌブロー宮殿で演奏会


パリに留学中の日本人の学生さんがフォンテーヌブロー宮殿 (Palais de Fontainebleau)内の教会で演奏会をするので来ないかとのお誘いを受け行って参りました!(ちょっと前の休日のお話になりますが…)

世界遺産でコンサートだなんてすごいですね。

実はこの学生さんのコンサートは2回あり、2回とも足を運んでいました。
(1回目はピアノ連弾、2回目はチェロの伴奏)

1回目は一人で会場へ。
お城へは、パリのリヨン駅 (Gare de Lyon)から国鉄SNCFで Fontainebleau-Avon駅 へ行き(35分くらい)、駅を下車したところすぐ目の前にあるバス停からバスA線に乗って、Chateauで下車(10分ほど)。

ただ、私はリヨン駅からSNCFに乗るところを間違えて地下鉄RERのD線に乗ってしまったので、停車駅が多く時間がかかったのと、Melun駅で乗り換える羽目になってしまいました。

フォンテーヌブロー城はゾーン6内になるので、「zone 1-6」の1日券で行きました。

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ちなみに2回目はパリでお友達になった方と一緒に行きました。この時はMelunで下車して、駅から“バルビゾン派”の画家たちが住んでいた村へ歩いて行こう!(タクシーで20分の距離)としてみたのですが…十分な時間もなく、また車道を歩く羽目になりそうだったので断念。

ただ、Melun駅からもフォンテーヌブロー城行きのバスが出ていたことを発見!わざわざFontainebleau-Avon駅へ行く必要はありませんでした。
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お城の正面はこのような感じ。

ウエディングドレスとタキシードのカップルがお城正面の階段ので記念撮影をしていました。

式はどこで挙げたのか分かりませんが…お城で結婚式なんて素敵ですね~♪

演奏会までは時間があったので、1回目はお城のお庭を散策して、2回目はお城の中を見学しました。

どこまでも続くお庭。
終点が気になってひたすら歩いてみました。片道20-30分は歩いたかな?

結論としては、ずっとこの並木道が続いていただけだったのですが…^^;


この並木の横には大きな長ーい池が面していましたが、そこでは…お昼寝をする人たちや釣りをしている人まで!気持ち良さそう。


また違う池では白鳥の親子にも遭遇!

お城の周りは観光地というよりは住宅街になっていて、お城のお庭は近所の人たちの憩いの場になっているようです。
(お庭に入るのに入場料は要りません。)

近所にこんな大きなお庭があったら良いですね~


2回目に行った時はお城内部を見学しましたが、あまり写真を撮ってこなかったので。すみません。


そして、演奏会会場はこちら→

教会での演奏会なんてもちろん初めてで興奮してしまいました。雰囲気がステキ。

お客様も近所の方なのか、常連さんっぽい人がたくさんいらっしゃいました。

夏休みシーズンの現在、お城内で音大生たちのサマーキャンプも行われていたようで、お庭散策中も練習の音が聞こえてきました。

今回演奏されたのは、留学中の日本人学生さんとその師匠さん。

師匠のピアノ連弾を頼まれるなんて、将来有望な方なんでしょうね!

雰囲気と素敵な音楽に癒された1日でした~♪

2010/08/05

ハンガリー人女性研究者・日本の大きさ

今、フランスはバカンスシーズンです。

私がフランスに来た時点(6月29日)で一部の人は既にバカンスに突入していたので、私はまだバカンスシーズンしか経験していないことになりますが…。

期間は人によって異なり10日~3週間ほど。日本では考えられない。羨ましい。

バカンスを取るタイミングも様々で、メンバー全員がいなくなるということはありませんが、パリ祭(7月14日)以降に休暇に入るフランス人は多く、ランチ仲間も今日で全員バカンスに突入してしまいました。

今日からは一人でランチかな…と思っていたけれど、既にバカンスを終えたハンガリー人の女性研究者に声を掛けてもらえました。

彼女はフランスには既に7年住んでいて、フランス語も英語も堪能です。
先月までバカンスに行っていた彼女とは今までほとんど話す機会はなかったのですが、今日は2人だけでのランチということもあって会話も弾みました。

うちの研究室はほとんどをフランス人が占めるので、彼女は数少ない非フランス人の一人。
非フランス人である私の気持ちもよく分かるみたいで、日々の心遣いが素晴らしい。

例えば仲間内でフランス語の会話が始まってしまった時に英語で同時通訳をしてくれたり、

(ただ、彼女にとっては英語もフランス語も「外国語」なので、どちらを話しているか混乱するようで、私にフランス語で説明して、フランス人には英語で話しかけて…なんてことも(笑))

またある時には、私が実験で煮詰まってタメ息をついてしまったら(私自身は深刻ではなかったのだが、私が思いつめていると思ったのか)とても真剣な顔で私の肩を撫でながら「大丈夫?」と何度も声を掛けてくれ、その日の最後には「私なら気軽に何でも聞いてもらって良いのよ。」と声を掛けてくれたり…と。

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そんな彼女との会話の中で「日本は地図上でとても小さく見えるけど、全長何キロあるのか?」と質問されたのですが…その時はうまく説明できなかったので調べてみたところ、こんなサイトを発見しました。日本の大きさを世界中の国と比較できるよう。http://www.benricho.org/map_j_w_size/
日本は海に囲まれていて比較する国も少ないし、隣は大きな中国大陸なので地図上では実際よりも小さく感じるけれども、こうやって見てみると(国土は小さいかもしれないけれど)想像よりは大きく感じません?

ちなみに国土でいうとフランスは日本の約1.5倍あるそうです。(でも人口は日本の方が2倍!)

2010/08/03

フランスビザの申請~取得まで

フランスVISAの申請~取得までの経緯を投稿し忘れていたので今更ですが…。記録用に。

私は「長期研究者ビザ」を取得しました。

フランスのビザ取得について、全くと言って良いほど知識がなかった私は、フランス大使館のホームページやフランスでポスドクをされている方のブログ等を調べて、情報を収集しまくりました。

米国と比べ、フランスへポスドクとして研究留学する人の数は少ないため情報も限られており…よって、渡仏経験者のブログはかなり助けになりました。

そこから分かったことは、「プロトコール・ダキュイ(PROTOCOLE D’ACCUEIL D’UN CHERCHEUR OU ENSEIGNANT-CHERCHEUR ETRANGER)」と呼ばれる書類が重要であること!(この書類はこちらに来てからも重要。)

ちなみに…大使館指定の用紙を用いてプロトコール・ダキュイは作成されますが、その用紙には「プロトコール・ダキュイ」の文字はなく、代わりに「コンベンション・ダキュイ (Convention d'accueil)」とありました。

プロトコール・ダキュイは受入れ研究所が発行する保証書であるため、研究室の秘書さんにメールで依頼。

既に航空券を予約していたのに、なかなか先方からプロトコール・ダキュイが送られてこないのでヒヤヒヤしていたのですが…出発の19日前にFedexにて到着。

航空券の発券前に届き、胸をなで下ろしました。
(旅行会社に勤める友人にチケットを頼んでいたのですが、ビザが発行されるまでの間、航空券予約→キャンセル→予約…を何回か繰り返し、最終的に書類が揃ってから発券してもらいました。お手数をかけちゃったけど、本当に助かった!空席があったこともラッキーでした。)

プロトコール・ダキュイ以外にも以下の書類が必要。(以下、在日フランス大使館のHPより。)
必要書類
  1. 長期ビザ申請書 1部  (日本語訳をご参照の上、ご記入下さい。)
  2. 証明写真2枚 (同じ写真でカラ-のみ・正面・無帽・白の背景・35X45㎜・顎から頭までの長さが写真全体の70〜80%以内のもの・デジタル写真不可)
  3. パスポート(残存期間が3ヶ月以上あるもの)+ コピー1枚
  4. プロトコール・ダキュイ(PROTOCOLE D’ACCUEIL D’UN CHERCHEUR OU ENSEIGNANT-CHERCHEUR ETRANGER) オリジナル1部
    • フランス側から出される保証書(当館の用紙を使用のこと) これにフランスの受入れ機関のサインと捺印、及びフランスでの研究機関が所在する県の県庁の捺印が必要
  5. ビザ申請料金 99 ユーロ相当の日本円 (現金支払いのみ可・現在のレート表はここ)
プロトコールダキュイを手にしてからすぐに大使館のHP上でVISA申請の予約を取りました。

数年前にアメリカの研究室を短期訪問する際に米国の「B-1 VISA」を取得したことがあり、米国大使館へも訪れたことはあるのですが、そこと比べて広尾にあるフランス大使館のVISA申請オフィスは小さく、窓口も2つしかない。

オフィスに入る前に米国大使館と同様、荷物チェックを受けます。
窓口担当のフランス人の方は日本語で話してくれ、手続きもスムーズにいきました。

大使館のHPには申請から1週間ほどでビザは発行されるとありましたが、私の場合、3日で発行され予想以上に速かった!(こちらに来て、もっと短時間で発行されたという日本人ポスドクにもお会いしました。)必要書類さえ完全に揃っていれば、ビザの発券自体はすんなりいくようです。後日、直接大使館まで受け取りに。

但し、このビザは3カ月の有効期限しかないため、渡仏後すぐに「滞在許可証」を申請しなければなりません。(これも1年間だけ有効、その後は延長手続きが必要。)

現在は職場を通して、この「滞在許可証」を申請中。いつになったら手元に届くのでしょうか…。

2010/08/02

フランスのチーズ

パリのスーパーに売られているチーズは種類が豊富でどれを選ぶか迷ってしまいます。

初めて買ったチーズは「Camembert (カマンベール)」。

なぜって?唯一聞いたことのある名前だったから…。

部屋に帰って、日本で売られているカマンベールチーズを想像して蓋を開けたらびっくり…!かなり強烈な匂いを放っておりました。(納豆の方がマシなんじゃないかと思ってしまったくらい。)

腐っていたのでは?と心配になり、その日はちょこっとしか口にせず、翌日同僚に確認してみました。すると、「カマンベールは普通臭いよ。」とのこと。ホッ。確かにお腹は壊れていません。

きっと日本のカマンベールチーズは日本人好みに匂いが抑えられているのでしょう。

味は日本より濃厚なチーズというくらいですが、冷蔵庫に入れても部屋中に臭気が充満。隣の住人に嫌な顔されないか心配になるくらい。

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カマンベール以外に買ったチーズは今のところ2つで、フランス人の同僚と一緒にスーパーへ買い物に行った時にお薦めしてもらったもの。

1つはメモり忘れてもう名前を忘れてしまいましたが(ちょこっと青カビが生えていた。人生初青カビでした。)、もう1つは「Saint-Nectaire(サン・ネクテール)」というチーズ。見た目はカマンベールに近い。

正直、味音痴なのでこの3つの違いをうまく説明できないのですが…これらのチーズは食後とデザートの合間に食べるのだと同僚たちにご指導頂きました。

しかし!私にはチーズそのままでは味が濃厚すぎて…キツイ。
そこで、もう一つの教わった食べ方が、“フランスパンに挟む”。
これならチーズ初心者の私でも美味しく食べることができました。

チーズの外皮(?)はナイフでカットして食べる方が好き、と同僚は言っていたので私もそれに倣って皮は除いて食べました。(日本では私、外皮も食べちゃっていましたが。)

写真の左がカマンベールで右がサン・ネクテール。自宅用に手でちぎって食べているので、切り方が雑でスミマセン ^^;
そして、香りが伝わらないのが残念。

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同僚に「知っているチーズの名前は?」と聞かれ、「パルメザンチーズとモッツァレラチーズ」と答えたら、「どっちもイタリアのチーズだよ」と突っ込まれました。確かに。

2010/08/01

Paris WiFi

今週末、ちょっとしたトラブルによりアパートでインターネットが使えず…不便。
では今、どこでこの記事を書いているかというと…近くの公園です。

パリ市内には「Paris Wi-Fi」という無料の公衆無線LANスポットがたくさんかあるみたいです。→このマークが目印。公園の入り口にもありました。
http://www.paris.fr/portail/pratique/Portal.lut?page_id=7799


ベンチに座り、ワイヤレスネットワーク名「Orange」にアクセス。(Orangeはフランスの携帯電話会社の1つ。Paris WiFiはOrangeが提供しているみたい?)

氏名とe-mailアドレスを登録しただけで、すぐにその場で無料でインターネットにアクセスできるようになりました。

登録直後、メールでログイン名とパスワードが送られてくるので、途中でネットワークを切ってしまった場合でもログインし直せばまた接続できます。

また、このサービスは2時間以内という制限がついていますが、それを超えた場合でももう一度氏名とアドレスを再登録すれば、新たなログイン名とパスワードが発行されます。

便利ですね。

但し、私の今いる公園はかなり大きいのですが…どこでもワイヤレスのシグナルが強い訳ではないので、シグナルの強い場所を探すのが大変でした。