2010/07/06

ランチでの会話-大学と映画の話-

今日も学生さん3名、技官さん1名、秘書さん1名と一緒にランチへ。

大学院生のEさんが「今日はフランスの学生にとっては大切な日なの」と切り出す。
どうやら今日は、フランスの大学入学試験(Baccalauréat, バカロレア)の合格発表日なのだそうだ。
バカロレアについては私も詳しくないので調べて頂きたいのですが…
大学に入学したければ、この試験をパスしなければならないらしい。

そこから大学の授業料の話に。「日本では年間いくらかかるの。」との質問。
「国立・私立、文系・理系かで大きく違うが、国立大学でも年間5,000 Euroくらい必要だ」と説明すると、フランス人たちは「ケタが違っているのではないか!」と騒ぎ出す。
 「いや、これでも最低ラインで私大の理系や医療系だともっと高いんだよ。」と言うと、 皆、「信じられない!」と。
すると、即座に他の院生が、(日本人はたくさんお金を持っているんだよ。給料は年間 ...)とコソコソと話しだしていた。詳しくは聞き取れなかったけど、やはり日本はそういうイメージがあるらしい。
ちなみにフランスでは年間数万円程度で済むのだそうだ。欧州では基本的に教育費は無料もしくは安いみたいです。

そして、次は映画の話題に…
「映画“Twilight”の新作がついに明日、公開されるのだけど、見たことある?」とのこと。
全米で人気No.1と聞いて、1作目だけ見たのだが…私の好きなジャンルではなく、特にハマりもしなかった。でも学生さん達は公開が待ち遠しい様子。
確かにパリを歩いていると駅にも街中にも…至るところに広告が。ブレてますが、写真は駅で見つけたもの。

フランス映画と言えば、私の中では「アメリ」なので、フランス人の皆さまにご意見を伺ってみると…
皆、 肩をすくめて「確かに有名だけど、私は嫌い。」とか「内容がいまいちね…」と皆好きではない様子。私なんか好きで3回も見ちゃったのに^^;

逆に知っている日本映画について聞いてみると、皆あまり知らない様子。
北野の名前を知っている人も1人しかいなかった。その子とは別に、武が出てる「バトルロワイヤル」をみたことはあるという学生さんはいたけど。

「でも日本の“モンガ”は題名はよく分からないけどテレビでよく見たわ」と学生さん。モンガ…!? あっ、マンガのことらしいです。

そうそう、フランス人の発音は難しいです。
「インド映画」についての会話の時、“Indian”がアンジャンだか何だか変な発音に聞こえて…初めのうちは何を言っているか分かりませんでした。

2010/07/04

ジャパンエキスポ- Japan Expo

パリの地下鉄を乗っていた時に、日本のアニメキャラクター風のコスプレをしているフランス人を何組も見かけました。

アニメには詳しくないですが…青い髪の女の子、メイド服の女の子、着物を着ている男の子 等々。

(日本のコスプレはパリでこんなにも浸透しているんだ!)と驚いていたのですが…

どうやらパリ郊外で1日から今日まで「ジャパン・エキスポ」というものが開催されているらしいです。納得です。

それとは別に…、北野武の個展もカルティエ現代美術財団で開催されていますよね!地下鉄でも「BEAT TAKESHI KITANO, GOSSE DE PEINTRE」 のインパクトある赤いポスターを発見しました。
こちらは9月12日まで開催されているようなので、一度は訪れてみたいですね。

←これはチラシ。

2010/07/03

Contrex

フランスでよく見かけるスーパーマーケット、MONOPRIXへ食料品を買い貯めに行ってきました。
ミネラルウォーターも部屋に貯蓄しておこうと思い、水売り場へ…

全体的に水の値段が日本よりも安くてビックリ!(逆にティッシュペーパーは高く感じました。)
1.5 Lで 0.19 Euro っていうものもありました。

そして、硬水は苦手なのですが…最近日本でも見かける「コントレックス」が1.5 Lで 0.66 Euroという日本では破格のお値段で売られていたので、物は試しでトライしてみました。


感想…

ある程度予想はしていましたが、かなりえぐいです。

スゴイ喉が渇いている時しか飲めない感じ。
なるべく水が舌に触れないように喉の奥の方で自然と飲んでしまいます ^^;

飲み続ければ慣れてしまうようですが…飲み終わった後にえぐ味からスゴイ顔になってしまうので、しばらくは人様の前では飲めないです。

パリはタバコ臭い?

この時期、フランスはなかなか日が落ちません。
22時過ぎても明るい。人もたくさん外を歩いているので…夜という感じがしません。

今日は夕方から目的もなくパリを散策してみました。
(カメラを忘れてしまったのが痛い…)

オペラ座、ルーブル美術館周辺を歩きました。
どのお店もSoldes(セール)の真っ最中で、賑わっていました。

そして、気付いたこと。
パリはどこに行ってもタバコ臭い!

アパートにいる時は窓を開けておくことが多いのですが…今朝、なんとなく自分の体がタバコ臭いことに気付きました。
(前の住人が吸ってた?)って思ったのですが…部屋のどこを嗅いでもタバコ臭くはない。
アパートの張り紙にも最近法改正されて、建物の中ではたばこは吸えないとか…

じゃあなんでだ?そう、部屋ではなくて、外の空気がほのかにタバコ臭いのです。
窓を開けると新鮮な空気+ほのかなタバコ臭が入ってきちゃいます。

外では皆プカプカ歩きタバコをしているし、日本よりもタバコ人口は多いように思います。

日本では最近歩きたばこなんて見かけないし、分煙も当たり前になってきましたよね。
だから外の空気がたばこ臭いと感じることはなかったから、ちょっと驚きです。

あっ、予報通り今日はかなり涼しくなりました。一枚上に羽織っても良いくらい。
このくらいの温度が続くと良いのですが…

2010/07/02

無事に到着しました。

フランスは涼しいと思っていたのですが…暑い!
湿度は低いから窓を開けると気持ち良い風が入ってくるのですが、何がダメって…どこに行っても冷房がないこと!

日本ではどんなに外が暑くても電車に乗ったり、ビルに入ったりすれば汗がひくのに、こちらは暑い気候に慣れていないのか?(研究室の人の話では年々 暑くなっているらしい)、冷房がない場所が多く、特に電車はヒドイ!
乗った瞬間、サウナとまでいかないものの、岩盤浴くらいの蒸し暑さです。

でもこの暑さも週末にはおさまるみたいです。


そして、木曜日から研究室に行っています。研究室に行き出してから2日しか経っていませんが、ボスを始め、皆に親切にしてもらっていて、助かっています。

研究室では英語での会話ができるのでまだ良いのですが、その英語ですらつたない私。

私がド緊張していることに気付いたボスは、すぐに緊張を解いてくれるような話題に変えてくれ、そして、「日本ではボスに『NO』と言ったり、すぐに『分からない』って言いにくんでしょ?でもここでは理解できなければ、ためらわずにすぐに質問すれば良いし、 誰に何を聞いても良いんだよ」って言ってくれ…救われました。

理解できなかったことがあっても、その場ですぐに聞き返せば良いのだ、と気持ちが楽になりました。 

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ランチ仲間は、一人(といってもフランス歴9年)を除いて、皆、フランス人です。
日本で2カ月間フランス語教室に通っていたものの…フランス語での会話が始まると全然ついていけません。でもフランス語って可愛いですよね。
見ていて飽きません。

私も来週からはこちらでもフランス語教室に通うことにしました。

まだまだスタートを切ったばかりですが、楽しんでいきたいと思います。