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2010/07/29

涼しい。

ちょうど今日でパリに来て1カ月が経ちました。

こちらに着いたばかりの頃は暑い日が続いていましたが、最近はとても過ごし易いです。
朝晩は肌寒いくらい。ちなみに今日の最低気温は13℃。最高気温は22℃。冷房なんて勿論いらないです。(もともと無いけど。)

日本はかなり暑い日が続いているみたいですね!皆さま、お体に気をつけてお過ごし下さいね。

2010/07/27

お昼は何を食べているか

平日は職場の食堂でランチを食べています。

食堂の入口には、手前から前菜(サラダ類)、ケーキ、フルーツ、チーズ、ヨーグルト、そしてメイン(肉2種類、魚から選択)が並んでいるので、好きな物をトレーに乗せていき、最後にお会計です。

各食材はポイント制になっていて、例えばメインは2ポイント、ケーキは1ポイントといった具合。
そして、そのポイントあたりの値段は役職によって違うのです。


私の場合、例えばメインとデザートで3.5ユーロくらい。内容からみれば安い方だと思いますが、学生さんはもっと安いらしい。(逆に先生たちはもっと支払わないといけない。なので、お弁当持参率が高い。)

メインには付け合わせで温野菜(といっても冷凍食品だと思う。ゆでられ過ぎたインゲンやニンジン)、マッシュポテト等がたっぷり付いてきます。「少しだけ」と言わないと、ビックリするくらいの量を乗せられてしまう。

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ヨーグルトは砂糖の入っていないプレーンタイプしか置いていないのですが(スーパーでもプレーン率高し)、それをフランス人の皆はどうやって食べるかというと…コーヒーに入れるような普通の砂糖を入れて食べています。普通の砂糖なので勿論じゃりじゃり言わせながらヨーグルトを食べる羽目に…。

最初はこれには違和感がありました。日本では砂糖入りが主流だし、プレーンヨーグルトでも専用の溶けやすい砂糖を入れますよね?

じゃりじゃりしない砂糖を開発しちゃうあたりが「日本らしい!」と感じた瞬間でした。

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そして、食後の皆さんのお皿を見ると、舐めたのかと思うくらいキレイぴかぴかになっています。
なぜって、それは…お皿についたソースや食べかすもフランスパンできれいにすくって、ぬぐって食べてしまうから。

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学生さんの中に毎日お弁当を持参してくる女の子がいるのですが、お弁当も日本とは違う。
日本のお弁当箱のようなものはなく、タッパーに入れてくるのですが、時には食材そのものが入っています。

それら(例えば野菜やチーズ)を目の前で器用にナイフで切っていって、お皿にあけサラダにしてしまったり。そしてサラダを食べ終わるとお皿をフランスパンでキレイにして、次はメインのおかずをあけ、それも食べ終わればまたパンでキレイにして、最後はフルーツを切ってお皿に乗せ…といった具合に目の前でプチフルコースを作ってしまうのです。

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忘れなければ、ある日のランチの写真を載せますね。

2010/07/24

髪を切りたい。3

遂に髪を切ってきました!

予約を取りに行った時に対応してくれたお兄さん(といっても私より10近く上?)はおらず、代わりに若いイケメンお兄さん(私と同じくらいかもっと下?)が担当してくれることに♪

「英語はちょっとしか話せないんですけど、お願いします。」「いやいや、私も上手じゃないので…」と互いに自己紹介をした後、身振り手振りでここはこれくらいでこんな感じにして下さい、と注文。

お兄さんもハサミを入れる度に鏡を持ってきて「これくらいだけど良い?」と親切に対応してくれました。結論としては…自分のイメージに近い髪型になったので、期待していなかっただけに…満足でした。

でも、ビックリした場面も!

まず、髪型のオーダー後、シャンプー台に移動したのですが…そこにあったのは、日本のようなリクライニング式の椅子ではなく、ちょっとゆったりした普通の椅子。髪を洗う時は、頭だけ首から後ろに傾ける感じです。でもこれは事前情報で頭にあったのであまり驚かず、(やっぱりそうなんだー)という感じ。
寝ていないので顔にガーゼも勿論ありません。前の景色も見えます。シャンプーは背後からされるので、美容師さんと目が合って気まずい、ということはありません。そして、耳に水が入り易い…。

次にビックリしたのがシャンプー。日本のように最初に「お湯加減は大丈夫ですか?」と聞いてくれたのですが、ぬるかった。でも「大丈夫です」って言っちゃいましたけど。洗い方は、日本のように地肌をきめ細かくは洗ってくれず、力もあまり入ってないので「物足りないなー」って感じのところで流されてしまい、そして流し方も日本人の私には足りない気がしました。まだ泡残ってないかなと心配になるくらい。そしてリンス?コンディショナー?もなく、髪を拭かれてそのままカット台へ。

切り方も雑なのかなーっとドキドキしていましたが、そこはきっちりしていました。その間、周りのお客さんの様子も観察してみましたが…お客さんはカット中でもハッキリと「ここはこうして欲しい」と注文を付けている様子。私もサイドの髪が思ったより長めで、最初は(まぁ、いいっかなー)て思っていましたが、後ろのお客さんに倣って「もっと切っちゃって下さい」と注文!すると、すぐに笑顔で対応してくれて…その後も「やっぱりここはこう」とか注文つけながら切っていってもらいました。

最後の仕上げですが…事前に「ドライヤーでストレートに伸ばすのと、くせ毛を自然に出すのとどっちが良い?」って聞かれていたのですが、後者を選んでいました。すると、ドライヤーの先端にラッパの口のようなものを装着して乾かし始めました。出てくる風も優しくて熱くない感じ。日本では見たことなかったのですが…ドライヤーで一気に乾かすとまっすぐになってしまうことがあるので、くせっ毛専用なのかも?ゆっくりゆっくり丁寧にくるくるを出しながら乾かしてくれました。

時間も結構かかっていて、意外と丁寧だなぁ、という感じ。もうくるくるも完成したし、仕上げのワックスかな?と思い出した頃、いきなり、ドライヤーの出力を最大にして私の髪にザーっと風を当てだし、そのそばからスプレータイプのワックスをシュッシュッ、シュッシュッ噴射してきました!
さっきまであんなに丁寧に仕上げていたのは何だったのかと思うくらい髪はぐちゃぐちゃです!でもお兄さんが手でまとめてくれて何とか完成!これも日本では体験したことなかったのですが…きっとこういう方法があるのでしょう。

髪を乾かした後も全体を整えたり、軽くするために結構ハサミをいれていってくれたのですが、切った髪は床に落ちることなく、私の頭に残ったまま。

案の定、お店を出て髪を手でとかしてみたらゴッソリ髪の毛が出てきました…^^;
また、日本のように首にタオルを巻いてくれないので、髪の切りかすは洋服の中にまで到達していてかゆい。

そういえば昨日、美容院探しをしていた時、最初に行きたいなーと思っていた美容室から出てきたお客さんが自分の髪を手でくしゃくしゃーとしていました。あれは髪の切りかすを落とすためだったのかも!?

まぁ、仕上がりはちゃんとしていたので良しとします。
お会計も昨日の予約の時に言われていた通りきっちり46ユーロ。

なかなか面白い体験ができました!お兄さんも親切だったし、次回もあそこで良いかも!でも色々な美容院を試してみたい気もするけど…。

髪を切りたい。2

昨日突然発生した髪を切りたい衝動は今日になってもおさまることはなく…仕事帰りに思い切って、美容院へ直接行って予約交渉(?)してみることにしました。

当初はインターネットでちゃんと事前に情報を調べてから…と考えていたのですが、衝動的な行動に出てしまいましたね。

仕事帰りにたまに通る通りで、セレクトショップに古着屋さん、そして雑貨屋やレコード屋や軒を連ねるお気に入りの場所があるのですが…その通りや周辺に何軒か美容室があることは知っていたのです。

ただちゃんとは見てはいなかったので、まずはお店探しから…
周辺を30分ほどプラプラ歩く中、6軒美容室を見つけました。

その中で外観と美容師さん、お客さんの雰囲気で気に行った2軒に絞って直接交渉へ…
「髪を切りたいのですが、予約取れますか。」と英語でいきなり話しかける。どちらも嫌な顔せず対応してくれました。

最初の1軒目は自分の中では一番良さそうなお店で、対応してくれたお兄さんの髪型が素敵!ここがいいっ!と思ったのも束の間…予約は来週にならないと取れないと。 この週末のうちに切りたかったので、「ちょっと考えさせて下さい。」と行ってお店を出る。ちなみに値段は45ユーロ。

2軒目では、英語が話せると言って対応してくれたお兄さんはなんだか積極的で、親切そうな感じ。そして、隣にいた女性美容師さんのショートカットがかわいい!(昨日も書いたけど…フランス人のショートはなんか可愛い。)しかも明日、予約が取れますよとのこと。「あなたの長さなら46ユーロね。(長さで決まるんだ!)」
もうここでいいやと予約を取ってきてしまいました。

かなり衝動的な行動に出ていますが…さて、明日どうなるやら。期待せずに…行ってきます。

2010/07/22

髪を切りたい。

日本を発つ間際はバタバタしていて美容院に行き忘れていました。
そして、そろそろ髪を切りたくなってきた。

そこで最近、通勤途中の電車の中や街の中、そして研究室の皆の髪型に注目しています。
皆、どんな風に髪を切られているのか?

結論ですが…ハサミを真横に入れてパツンと切っただけ、って感じの人が多いです。
フランス人はくせっ毛で、髪も細くて、色も明るいからそれで許されるのかもしれないけど、「その髪型、日本人がやったら重いだろうな」というのばっかりです。

私はくせっ毛なので、まだごまかしがきくかもしれないけど、直毛の人がやってしまったら本当にパッツンになってしまいそう。

ショートカットの女の子で「かわいい!」って髪型は見るのですが…でも自分が同じ髪型をしたら…絶対似合わなさそうだし。

パリには日本人美容師による出張カットもあったりするようなのですが…あえて現地の美容院に行ってみたい!

アジア人の髪質にも対応してくれそうな美容室が見つかれば良いけど。

2010/07/21

朝食と「H」と「R」

今日のランチタイムでは“朝食”の話題に。
日本では何を食べるのと聞かれ、「一般的にはご飯と…」と言った瞬間、フランス人の皆さんからブーイングが。

フランスでは朝は量もそんなに食べないし、甘いものしか食べられないみたいです。(塩気のある食べ物は朝は食べたくないとか。)
英国式の朝食で出てくる卵料理ですら許せないみたい。日本の旅館の朝食を見たら吐気がしてしまうかもしれないですね(笑)

そういえば何日か前、技官さんのJが「朝食にパンと一緒にハチミツを食べるのが好き。」と言っていたのですが、彼女の発音する「Honey」を理解するのに少し時間がかかりました^^;
(Jは英語が苦手で、私のフランス語と同様、Jも英語の勉強中なのです。)

フランス語を勉強された方はご存知かと思いますが、フランス式に「Honey」を発音すると「オニー」になってしまいます。

「おにー?おにーって何?鬼ーじゃないし…あっ、ハニーね!」 ここまで行くのに時間がかかりました。

その後、私が「ハチミツは“オニー”じゃなくて“ハニー”だよ。」って言っても、めちゃめちゃ可愛い笑顔で「“オニー”」って返してきました。

彼女なりに「H」を発音しているつもりみたいなんですが、全然足らないというか私には「“オニー”」にしか聞こえないんです。

その後、「H」の発音の勉強をしてきたのか、今日はちゃんと「ハニー」と言えていました。でもその言い方がすごく可愛くって、日本人で言う「ハッと驚く」時に出る「ハッ」の発音を一生懸命出した後に「ニー」を続けて「ハッニー」という感じです。フランス人には「ハ」がこんなに言いにくいものなのかとビックリ。

って、私も人のことが言えず…フランス語の「R」の発音をする時の喉での摩擦音?がうまく出せず、一生懸命この音を出そうとすると、「日本人には難しいんだって~」と冷やかされます。

そう、フランス人同士の会話を聞いていると、日本でいう「OK~」に似た表現(だと思う)で、「D'accord!」がかなり使われています。

私も聞こえたままに「ダコーっ!」と使ってみたのですが通じず…、「あっ、“D'accord”ね。」と「R」入りの発音で返されてしまいました。でも私には「ダコー」にしか聞こえないですけど…もう少し「R」の聞き取り&発音の練習が必要みたいです。

2010/07/20

初マルシェ

先週の土曜日、初めてマルシェ(市場)に行ってみました!
アパートから歩いて15分くらい。

路上に複数のお店が並んでいます。野菜・果物に限らず、牛乳やチーズ、魚にお肉も!
そこのマルシェは水曜と土曜の週2回開いているとのこと。

スーパーとは違って、どれも新鮮そうで…一人暮らしのくせに思わずたくさん買い込んでしまいました。

右の写真に加え、さらに魚も一切れ(といってもかなり大きい!)も買ってしまったし。

写真の左手に写っているのはモモ。扁平で小さくって、日本では見ない形です。

そしてコップにささっているのはバジル。なんと根がついたまま売られているので、こうやって置いておけばしばらくもちます。(実際、火曜になった今でもまだ元気)
根っこなしのバジルはすぐに黒くなってしまうので助かります。


そうそう、フランスではほとんどの食材が「1ついくら」ではなく、「1Kgでいくら」で売られています。(マルシェに限らず普通のスーパーでも)


ただKgで言われても…まだなかなかピンときません。

夕食会

仕事終わりにラボの技官さんJのお誘いで夕食会に行ってきました。
ラボのメンバーは私を含め3人で、残りの3人は元研究室のメンバーとその同僚たちで、私はもちろん初対面でした。

女5+男1だったのでパリ版女子会という感じ。月1くらいのペースでいつも5人で集まっているのだそう。そこに私も仲間入りさせてもらった感じです。


日本の飲み会のようなものを想像していたら…なんと場所は公園の芝生の上。

私たちはスーパーマーケットでチーズ、ワイン、メロン、そしてケーキを買って現場へ。
元メンバーとその同僚の方々は手作りのキッシュや自宅の庭で採れた野菜を持ってきてくれました。

21時でまだこの明るさです。パリの夏は夜が長くて嬉しい。

レストランだと高いけれど、このスタイルなら安くて美味しくて気持ち良いからって。なるほど。確かに私、5ユーロしか払っていません。

元メンバーのZが電話に呼び出されて芝生の上でしばら話しこんでいたのですが…帰ってきたと思ったらなんと私に「四つ葉のクローバー」のプレゼント。

芝生を見ていたら見つけたんだとか!
後でクローバー畑を見に行ってみたけど、全部三つ葉だったので…良く見つかったなぁとビックリ
記念に押し花にしておきます。


公園でのディナーも21時半まで。(公園の決まりで)

でもまだケーキやフルーツが残っているしどうするのかと思ったら…
今度は同僚さんのアパートでディナーの続きです。

憧れのパリジェンヌのアパートに潜入♪
日本のようにパリのアパートは狭いんだとか。確かに広い訳ではない。
でもインテリアや飾り方がかわいい。
しかも間接照明しかつけないので、なんかムードがある。

1時間ほど甘いものを食べながらおしゃべりをして解散。
窓全開なのに皆、結構大きな声で話します。
(隣のお部屋からもおしゃべりや音楽が丸聞こえだったけど)

次回の夕食会は1か月後だそうです。

2010/07/17

フランスのキーボードは要注意

もう1週間以上前の話になりますが…私専用の新しいパソコンが研究室に届きました。

私が日本を発つ数日前にオーダーしていてくれたものだったのですが、開けてビックリ。
何がって…フランスと日本ではキーボード配置って違うんですね。(フランスはAZERTY配列とやらを採用しているようです。)

特に左手小指周辺のキーがゴチャゴチャ。よーく見てみて下さい。分かります?
それ以外にもMキーの配置が違っていたり…

オーダー前にボスは親切に、「Mac派かWindows派か(こちらではPC派というみたいですが)」を聞いていてくれていたのですが、ついでにキーの配置もフランス派か日本派か聞いてくれれば良かったのに(笑)

ボスも「アメリカ留学から帰ってきた直後の頃、フランスのパソコンで正直戸惑った。今はフランス式に慣れてしまったけど、未だにたまに間違えてしまう」と。

最初はAZERTY配列のまま頑張ろうと思ったけれど、やはり支障が…
結局は日本式のレイアウトに切り換えることにしました。
また、日本語を打つこともできなかったので、日本語とついでに英語をインストール。

これで、日本のPCとほぼ同じ環境で仕事することができるようになりました。 (それでも記号の配置が私の使い慣れたパソコンとは異なり…まだ間違えてしまう。)
また、OSやword等のソフトも全てフランス語なので少し戸惑いますが…これもフランス語の勉強ということで。

2010/07/16

パリ祭 (14 Juillet), 2010, 当日その2

前夜祭パリ祭軍事パレードに続き、最後はエッフェル塔での花火大会について。

日本の夏とは違って、パリの夏はなかなか日が沈まないので、花火大会の開始時刻は何と23時過ぎ。

ランチを食べ終わって一度アパートに戻り、夜にまた街へ繰り出すことに。
エッフェル塔周辺は混むだろうということで、離れますがパンテオン (Panthéon) 前で見ることに。

やはり遠いこともあって高くあがった花火しか見ることができず。
(しかも近くの公園の木に少し隠れてしまい残念。)

それでも結構な人が集まっており、花火があがる度に歓声が!雰囲気は良かったです。

次回はエッフェル塔間近でリベンジしてみたいですね!

パリ祭 (14 Juillet), 2010, 当日その1

もう二日前になってしまいましたが…前回のパリ祭前夜祭のお話に続いて当日のお話を。
当日はフランスで知り合った日本人ポスドクの方々(専門分野は歴史・美術・生物…と様々!)と一緒に見に行くことに。

シャンゼリゼ通りでの軍事パレードは10時~ということでしたが、混むかもしれないと思い、8時半頃には現地に到着。

通りはフェンスで仕切られており、その中に入るためには警察によるチェックを受けなければならない。早めに着いたお陰で最前列で見ることができました。ちょっと早すぎたかなぁ、という気がしないでもないけど。
(但し、後で気付いたのですが、私たちが居た場所は上流すぎて(凱旋門側に近すぎて)歩兵隊の行進は見ることができず。逆に下流過ぎても(コンコルド広場)一般人は立ち入り禁止のようです。)

パレードは騎馬隊の華麗なファンファーレを合図にスタート!

それに続き、笑顔で手をふるサルコジ大統領が乗った車が登場!
まさかこのタイミングで現れるとは思わず、写真も撮れなかった。

この後もMusical Performance等があったようですが、私たちがいた場所からは見ることができませんでした。

雲行きが怪しくなってきた…と思ったら、パリでは珍しい激しい雨がザーっと降ってきて傘をさして30分ほどひたすら待つはめに。

すると、突然歓声が聞こえ、ふと頭上を見上げるとトリコロールの飛行機雲を噴きながら飛行機が通り過ぎて行きました ^^;
傘をさしていたので、見過ごしてしまい残念。ふにゃふにゃの飛行機雲だけは写真におさめることができましたが。

その後も鳥のようにきちんと整列した様々な航空機・戦闘機が頭上を通過していきます。

一旦やんだと思った雨はまた激しくなってきて、そんな中、今度は戦車のパレードです。すごい数、種類の戦車が目の前を通り過ぎていきます。






 軍事パレードの後、おまけのようにパリの消防車たちのパレードがあったのですが、そちらの方が市民の歓声がすごいんです。
理由は良く分かりませんが、市民を守ってくれるから?やはりパリ祭では消防士さんが人気のようです。

この後は何が続くのだろうと皆、雨の中、傘をさしながら待っていたのですが、結局何もないまま終わってしまいました。

その後、レストランを探しに周辺を歩いていたのですが、さっきまでパレードに参加していた軍隊の方々が制服のままレストランで食事をしたりしていて、ビックリ。

2010/07/15

パリ祭 (14 Juillet), 2010 前夜祭

7月14日はフランス革命のきっかけとなったバスティーユ監獄襲撃が起きた日で、フランスでは革命記念日として国民の休日になっています。

研究室のボスに初めてのパリ祭の楽しみ方を聞いてみると、以下の3つを挙げてくれました。
①消防士のダンスパーティー(13日、前夜祭)
②シャンゼリゼ通りでの軍事パレード
③エッフェル塔での花火

初めてなので、言われた通りこの3つを制覇してみることにしました。

今回は前夜祭のお話を。
消防士のダンスパーティーは各消防署でやっているそうですが、シャトレやバスティーユ辺りに行ってみると大きなパーティーをやっているかもと聞き、13日の夜、アンバリッドからバスティーユ広場方面へセーヌ川沿いを散歩してみることに。

アンバリッド前にかかる橋の上では、
→アンバリッドではなく、フランス学士院にかかる橋でした^^;橋は「ポンデザール橋(芸術橋)」だそうです。

橋の上では、若者たちがワインやお菓子を持ちより(日本の花見のような雰囲気?)お祭り騒ぎでした。

ギターや楽器を演奏している者も。 
(写真では見ずらいですが、手前の橋にたくさん人がいます!)

セーヌの川岸にもカップルや友達同士で飲んだり、語っている人たちも。

どこでもダンスパーティーはやっていないなぁ…と思いましたが、バスティーユ広場に着く手前のサン・ポール教会の近くで、長蛇の列を発見!
外では消防車の上に乗った消防士さん達と記念写真を撮るマダム達が。

会場の入口はこんな(→)感じで、外からでも音楽が聞こえたり、ライトは見えましたが、ダンスしている姿までは見えず…。さすがに中には入りませんでしたが(入りたいとしても夜通し待たないと入れないくらいの列!)。

結局バスティーユ広場に着く前に(半分迷子になりかけていたので…)Saint-Paul駅から家路についてしまいましたが、夜のお散歩はなかなか気持ち良かったです。

2010/07/12

携帯電話を購入

やっと携帯電話を買いました。
普通の携帯電話か、プリペイド式かで悩みましたが…最終的にはOrangeのMobicarte、つまりプリペイド式携帯電話にすることに。


仕事場でもアパートでもインターネットが使えること、そして、フランスでは頻繁に電話する相手もいないこと(つまり受信がメイン)、がMobicarteを最終的に選んだ理由です。
フランスの携帯については全くの無知だったので、下記サイトを参考にさせてもらいました。
http://www.chemin-h.com/portable.html

普段、日本とのやり取りはメールとSkypeで不自由していませんが、携帯電話を持ったことで緊急時にも対応できるので何かと安心です。

手前は日本で長らくお世話になった携帯、奥がフランスで買った携帯。
ちなみに本体は何と39ユーロ!機能が充実していないものを選んだから、ということもありますが…

(ちなみにプリペイドでなく、通常の契約であれば同じ機種でももっと安くなります。つまり少し前の日本のようです。)


通常契約では銀行口座やクレジットカード、パスポートが必要と言われましたが、今回はパスポートだけでOKで、すぐその場でもらえました。

男の店員さん、最初はぶっきら棒だったのに、パスポートを見て私が東京出身と気付くと急に親しげに優しくなり、「I like Tokyo」を連発してました。
(でも行ったことはないそう。)遠い遠い国というイメージらしいです。

2010/07/11

エッフェル塔 ワールドカップ パブリック・ビューイング

サッカー・ワールドカップ2010も終わってしまいましたね。
日本では高校時代の友人たちと「日本-デンマーク」 戦をスポーツカフェで観て大興奮でした!

そして「日本-パラグアイ」戦はパリへ向かう飛行機の中だったので観ることができず…気になっていたのですが、シャルルドゴール空港からアパートへ向かうタクシーの中、運転手さんが私が日本人であると気付いた瞬間、「日本負けたよ」の一言。
私のワールドカップはこんな感じで終わりました。
でも今日は決勝戦「スペイン-オランダ」戦でしたね!

パリのエッフェル塔の対岸にあるパブリックビューイングがスゴイと聞いて、行ってみることにしました。メトロのTrocadéro駅を降りてすぐ、シャイヨー宮(Palais de Chaillot)前のトロカデロ広場というところ。エッフェル塔を背景に観戦できるなんて贅沢ですね。

圧倒的にスペインサポーターが多かったです!

向かい側の応援席では花火が上がったり、発炎筒がたかれたり…と大騒ぎの様子だったのですが、後半の途中では刺激のある臭いガスまでまかれ、中継が一時止まってしまう騒ぎ。

向かい側の人もドッと席を離れ、こちら側の人も臭いに耐えられず帰り出す始末。

私も0-0のまま、その場を後にすることにしました。
アパートに着いてから知りましたが、スペインが優勝したみたいですね。未だに外の道では若者たちの騒ぎ声が聞こえてきます。

2010/07/09

手巻きタバコとSunbathe

ランチメンバーの中に、食前後にタバコを吸う女の子がいます。
しかも“手巻きタバコ”!理由は「安いから」。

手巻きタバコ(紙巻きタバコ?)自体見たことが無かった私は最初、興味津々でした!
ランチが終わると、巻きタバコグッズを取り出す彼女。
専用の薄いシート(あぶら取り紙の様)にタバコの葉を載せ、慣れた手つきクルクルっと巻いたら、シートの縁の糊の部分をぺロ~っと舐めてくっつけてタバコの完成です。

食堂のある建物と研究室がある建物は別なので、外を数分ほど歩くことになりますが、その道をタバコを吸って歩く。(建物内は禁煙ですが、歩きタバコはOKみたい。)

そして、研究室の建物についてもしばらく皆、中に入ろうとはしません。
彼女がタバコを吸い終わっていないという理由もありますが、もう一つ理由が。
Sunbathe(日光浴)タイムです。

あえて日なたに出てのおしゃべりタイムなので、しばらく太陽光にさらされることに。
しかも今年のパリの夏は異常に暑いみたいで、カラっと晴れていて、太陽光もジリジリ照りつける感じ。

日本人の私は、本音を言うとキャーっと言って日陰に入りたいところですが…私も一緒にSunbatheを楽しむことにしています。(何年後かにスゴイ後悔するかもしれない。)


そのせいか…徐々に肌がうすら茶色っぽく焼けてきました。
でも肌の白い彼&彼女たちはこんがり焼けているというよりは、真っ赤になっていて軽いヤケドのよう。そして、顔も体中もシミ・ソバカスだらけ!でもそんなことはお構いなしの様子。

「こんなに焼け方が違うね。日本人の女の子たちは肌が白いのに憧れるんだよ。日光に焼けないように夏はたくさん対策をするのだから。」

というと、「私たちは白すぎて嫌。だから焼いているけど、どんなに焼いてもブラウンにはならないからかっこ悪い。」と。

無い物ねだりというか…こんなにも違うんですね!

2010/07/08

銀行口座の開設

先週末、雨が降って涼しくなったパリですが…まただんだんと暑くなってきました。

今日は午前中に時間をもらって銀行口座の開設のために「BNP Paribas」へ。
通常、口座開設のためにはアポイントメントが必要らしいですが、ちょうど空いていたためその場で手続きしてもらえることに。

個室に案内され、女性の銀行員の方と1対1になる。
フランス語で話しかけられるものの、「英語でお願いします」と尋ねると、すんなりOK。助かりました。

パスポート、プロトコールダキュイ[コンベンションダキュイ](←コピーでOKだった)、居住証明書を見せてと言われる。

日本を発つ前に、たくさんのユーロ建てのトラベラーズチェック(T/C)を用意してしまった私。
アメリカのような感覚で(現金のように)T/Cを使えると思っていたのですが、ユーロ圏ではT/Cを使えるお店はほとんどなく、更にはここ1年ほどで現金化の際にも手数料をとるところがほとんどになってしまったとのこと!(確かに日本でT/Cを買う際に、「欧州ではT/Cが使いにくいですけど本当に良いですか。」と念押しされました。 )

買う時も2%の手数料が取られて、換金の際にも手数料が取られるなんて!
でも換金ではなく、開設した銀行口座に預金するのであれば手数料はかからないとのこと。

早くこのT/Cを手放そう、と全てをその場で開設した口座に入れてもらうことにしました。

T/Cを使用する際にはサインをするのですが…一枚につき、表に日本語と英語のサイン、裏にも日本語のサインの“合計3か所”もサインしてと言われる!(本当は1箇所だけで良いはずなのに。)
しかも結構な枚数のT/C…。

サインと言っても芸能人のようなサインがある訳でもなく、漢字で普通に書くだけなのでカナリ面倒でした。

銀行員のお姉さんに嫌な顔されるかな…とドキドキしていたけれど、「私も開設の準備をするからいいわよ!」と笑顔。

お姉さんはパソコンで何やら書類を作って印刷、を繰り返していて、私はその前でひたすら自分の名前を書き続けていました。(先生の前で居残り勉強させられている小学生のように…)

お姉さんも結構時間がかかっている様子だったので、(待たせなくて良かった)と内心ホッ。
お姉さんも複数の書類にサインをしているようだったけれど…サインを書くのが速い。
「シャシャッ」と言う間に書き終えてしまう感じ。(でも何と書いてあるかは読めない。)
日本には印鑑の文化があるから、サインを速く書く必要はないもんなぁ。印鑑だったら楽なのになぁ、と考えながらも私もひたすらサイン。終盤になると酷く汚い字に…。

お姉さんは仕事が終わってしまって、私のサイン書きを苦笑いで見ていたけれど…無事に終了!
と思いきや、次に待っていたのはお姉さんが作った書類へのサイン。
それぞれ説明を受けて、更に5枚くらいの紙にサインをしていきました。 (フランスは書類社会らしいです。)

今度こそ本当に終了!多分全作業で30-40分くらいだったと思います。
肝心のカードは1週間ほどで郵送で届くそう。
サイン書きが面倒だったけれど、意外とすんなりいきました。

キャッシュカード兼カルトブルー兼クレジットカードについては…実際に使用してからまた書きます。

2010/07/06

ランチでの会話-大学と映画の話-

今日も学生さん3名、技官さん1名、秘書さん1名と一緒にランチへ。

大学院生のEさんが「今日はフランスの学生にとっては大切な日なの」と切り出す。
どうやら今日は、フランスの大学入学試験(Baccalauréat, バカロレア)の合格発表日なのだそうだ。
バカロレアについては私も詳しくないので調べて頂きたいのですが…
大学に入学したければ、この試験をパスしなければならないらしい。

そこから大学の授業料の話に。「日本では年間いくらかかるの。」との質問。
「国立・私立、文系・理系かで大きく違うが、国立大学でも年間5,000 Euroくらい必要だ」と説明すると、フランス人たちは「ケタが違っているのではないか!」と騒ぎ出す。
 「いや、これでも最低ラインで私大の理系や医療系だともっと高いんだよ。」と言うと、 皆、「信じられない!」と。
すると、即座に他の院生が、(日本人はたくさんお金を持っているんだよ。給料は年間 ...)とコソコソと話しだしていた。詳しくは聞き取れなかったけど、やはり日本はそういうイメージがあるらしい。
ちなみにフランスでは年間数万円程度で済むのだそうだ。欧州では基本的に教育費は無料もしくは安いみたいです。

そして、次は映画の話題に…
「映画“Twilight”の新作がついに明日、公開されるのだけど、見たことある?」とのこと。
全米で人気No.1と聞いて、1作目だけ見たのだが…私の好きなジャンルではなく、特にハマりもしなかった。でも学生さん達は公開が待ち遠しい様子。
確かにパリを歩いていると駅にも街中にも…至るところに広告が。ブレてますが、写真は駅で見つけたもの。

フランス映画と言えば、私の中では「アメリ」なので、フランス人の皆さまにご意見を伺ってみると…
皆、 肩をすくめて「確かに有名だけど、私は嫌い。」とか「内容がいまいちね…」と皆好きではない様子。私なんか好きで3回も見ちゃったのに^^;

逆に知っている日本映画について聞いてみると、皆あまり知らない様子。
北野の名前を知っている人も1人しかいなかった。その子とは別に、武が出てる「バトルロワイヤル」をみたことはあるという学生さんはいたけど。

「でも日本の“モンガ”は題名はよく分からないけどテレビでよく見たわ」と学生さん。モンガ…!? あっ、マンガのことらしいです。

そうそう、フランス人の発音は難しいです。
「インド映画」についての会話の時、“Indian”がアンジャンだか何だか変な発音に聞こえて…初めのうちは何を言っているか分かりませんでした。

2010/07/04

ジャパンエキスポ- Japan Expo

パリの地下鉄を乗っていた時に、日本のアニメキャラクター風のコスプレをしているフランス人を何組も見かけました。

アニメには詳しくないですが…青い髪の女の子、メイド服の女の子、着物を着ている男の子 等々。

(日本のコスプレはパリでこんなにも浸透しているんだ!)と驚いていたのですが…

どうやらパリ郊外で1日から今日まで「ジャパン・エキスポ」というものが開催されているらしいです。納得です。

それとは別に…、北野武の個展もカルティエ現代美術財団で開催されていますよね!地下鉄でも「BEAT TAKESHI KITANO, GOSSE DE PEINTRE」 のインパクトある赤いポスターを発見しました。
こちらは9月12日まで開催されているようなので、一度は訪れてみたいですね。

←これはチラシ。

2010/07/03

Contrex

フランスでよく見かけるスーパーマーケット、MONOPRIXへ食料品を買い貯めに行ってきました。
ミネラルウォーターも部屋に貯蓄しておこうと思い、水売り場へ…

全体的に水の値段が日本よりも安くてビックリ!(逆にティッシュペーパーは高く感じました。)
1.5 Lで 0.19 Euro っていうものもありました。

そして、硬水は苦手なのですが…最近日本でも見かける「コントレックス」が1.5 Lで 0.66 Euroという日本では破格のお値段で売られていたので、物は試しでトライしてみました。


感想…

ある程度予想はしていましたが、かなりえぐいです。

スゴイ喉が渇いている時しか飲めない感じ。
なるべく水が舌に触れないように喉の奥の方で自然と飲んでしまいます ^^;

飲み続ければ慣れてしまうようですが…飲み終わった後にえぐ味からスゴイ顔になってしまうので、しばらくは人様の前では飲めないです。

パリはタバコ臭い?

この時期、フランスはなかなか日が落ちません。
22時過ぎても明るい。人もたくさん外を歩いているので…夜という感じがしません。

今日は夕方から目的もなくパリを散策してみました。
(カメラを忘れてしまったのが痛い…)

オペラ座、ルーブル美術館周辺を歩きました。
どのお店もSoldes(セール)の真っ最中で、賑わっていました。

そして、気付いたこと。
パリはどこに行ってもタバコ臭い!

アパートにいる時は窓を開けておくことが多いのですが…今朝、なんとなく自分の体がタバコ臭いことに気付きました。
(前の住人が吸ってた?)って思ったのですが…部屋のどこを嗅いでもタバコ臭くはない。
アパートの張り紙にも最近法改正されて、建物の中ではたばこは吸えないとか…

じゃあなんでだ?そう、部屋ではなくて、外の空気がほのかにタバコ臭いのです。
窓を開けると新鮮な空気+ほのかなタバコ臭が入ってきちゃいます。

外では皆プカプカ歩きタバコをしているし、日本よりもタバコ人口は多いように思います。

日本では最近歩きたばこなんて見かけないし、分煙も当たり前になってきましたよね。
だから外の空気がたばこ臭いと感じることはなかったから、ちょっと驚きです。

あっ、予報通り今日はかなり涼しくなりました。一枚上に羽織っても良いくらい。
このくらいの温度が続くと良いのですが…

2010/07/02

無事に到着しました。

フランスは涼しいと思っていたのですが…暑い!
湿度は低いから窓を開けると気持ち良い風が入ってくるのですが、何がダメって…どこに行っても冷房がないこと!

日本ではどんなに外が暑くても電車に乗ったり、ビルに入ったりすれば汗がひくのに、こちらは暑い気候に慣れていないのか?(研究室の人の話では年々 暑くなっているらしい)、冷房がない場所が多く、特に電車はヒドイ!
乗った瞬間、サウナとまでいかないものの、岩盤浴くらいの蒸し暑さです。

でもこの暑さも週末にはおさまるみたいです。


そして、木曜日から研究室に行っています。研究室に行き出してから2日しか経っていませんが、ボスを始め、皆に親切にしてもらっていて、助かっています。

研究室では英語での会話ができるのでまだ良いのですが、その英語ですらつたない私。

私がド緊張していることに気付いたボスは、すぐに緊張を解いてくれるような話題に変えてくれ、そして、「日本ではボスに『NO』と言ったり、すぐに『分からない』って言いにくんでしょ?でもここでは理解できなければ、ためらわずにすぐに質問すれば良いし、 誰に何を聞いても良いんだよ」って言ってくれ…救われました。

理解できなかったことがあっても、その場ですぐに聞き返せば良いのだ、と気持ちが楽になりました。 

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ランチ仲間は、一人(といってもフランス歴9年)を除いて、皆、フランス人です。
日本で2カ月間フランス語教室に通っていたものの…フランス語での会話が始まると全然ついていけません。でもフランス語って可愛いですよね。
見ていて飽きません。

私も来週からはこちらでもフランス語教室に通うことにしました。

まだまだスタートを切ったばかりですが、楽しんでいきたいと思います。