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2010/09/30

日本料理パーティー

先週の金曜日(9月24日)の夜、我が家で開かれた「日本料理パーティー」について。
ホストは私とMちゃん。(とは言っても私は企画のみで…料理を作ってくれたのはMちゃん。何から何までありがとう。)

そしてゲストは、22日に学位を取得したばかりの中国からの留学生S (♂)と(Sの博士論文・学位審査)、博士課程3年になったばかりで今回のパーティーでは最年少だけど、一番お姉さんのようなオーラのある姉御肌のE (フランス人♀)。

Eは最近、 Île-de-Franceからパリ市内に引っ越してきたばかりなので彼女の引越祝いと、Sの学位取得のお祝いを兼ねて。

日頃の研究室での会話でEが、「UDONは脂っこい」だとか「SUSHIにお酢は入っていないと思う」だとかいった発言をしており日本料理を勘違いしているようだったので、このパーティーには“本当の日本食について理解してもらう”趣旨も含まれていました。

そして、Mちゃんが用意してくれた日本料理がこちら~

Eの勘違いしている“お寿司”と“うどん”のみならず、浅漬け、豆腐、そして肉じゃがが用意されていました。

パリで作ったとは思えないですよね?


私まで興奮してしまいました。

SもEもいわゆる“にぎり寿司”しか知らなかったようなので、“ちらし寿司”は初めてだった様子。

また、中国人のSでも豆腐を生で食べる習慣はなかったらしく、これも初めてだったようです。

何を食べても、二人とも「美味しい」を連発してくれました。(私も連発していました…)

そして意外だったのが肉じゃが。

日本酒がなかったので、代わりに赤ワインで煮込んだそうなのですが、これがフランスのブルゴーニュ?だかブルターニュ?だか(どちらだったっけ?)の料理にそっくりなようで、Eは「そこの地域の料理みたい」だと言っていました。

食後は日本茶に羊羹&お煎餅。
お酒のワイン以外、全てが「Japon」のパーティー。
私も久々の日本食が食べられて大満足でした。

そして、とにかくゲストの二人がスゴイ喜んでいてくれて良かった。
SやEとの距離もぐっと縮まったような気がしました。

これからも頻繁にこういったパーティーが開けると良いですね。

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あっ、そうそう。
パーティーの差し入れで、SとEがロゼワインを持ってきてくれたのですが、Dの送別会の際にプレゼントした日本からのお土産、手ぬぐいにワインボトルを包んできてくれました!

使い方、ちゃんと分かってるじゃん!

無事に帰ってねー

今晩の便で、約1カ月間我が家に滞在していたMちゃんが日本へ向けて飛び立ちました。

今頃、空の上かな?

毎晩美味しいご飯を作ってくれて有難う!そして、たくさん語ることが出来て楽しかった。
またいつでも遊びに来てね。

この1カ月、二人で色々な場所へ出掛けたりしたので…その記事も少しずつ更新していきます。

2010/09/27

カラオケ

Sの博士論文・学位審査後の続きを。

皆でカラオケ付き中華レストランに行きました。

レストランへ向かう途中、「フランス語で知っている曲はある?」と聞かれ、「オー・シャンゼリゼ」と「夢見るシャンソン人形」を日本語の歌詞でちょこっと歌ってみたら皆喜んでくれました。

自分の国の曲が他の国でも歌われているって知ったら確かに嬉しいものですよね。

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実際の会場はどうだったかというと…カラオケと言っても日本のカラオケボックスのような個室ではなく、レストランの一角にステージがあって、全てのお客様の前で歌わなければならない恥ずかしいスタイル。

フランスではカラオケはこのステージタイプが一般的な様子。

多くの若いスタッフや大学院生たちは恥ずかしがって歌ってくれませんでしたが(隣のグループがカナリ盛り上がっていて、歌って踊っていて…我々が歌う必要もなかったのですが)、隣のお客様が「オー・シャンゼリゼ (aux Champs-Élysées)」を歌うと会場全体が皆口ずさんでいて…やっぱりこちらでも有名なんですね!


研究室の方が歌ってくれた曲の一部をメモっておきました。

Chanson Pour L'auvergnat - Georges Brassens
Petite Marie - Francis Cabrel
Ce N'est Rien - Julien Clerc

どれもかなり古い曲のようですが、若い子も口ずさんでいて…有名な曲みたい!
これを機会にフランスの曲も少しずつ覚えていこう。

2010/09/26

寒い。

金曜あたりから一気に冷え込みました。
最低気温は10℃をきっており、ついに今日コートを出しました。
(今朝、天気予報を調べてみると…“体感気温”は3℃となっていたけど、本当か?)

今週はずっと天気も悪そう。
このまま冬になってしまうのかな。

2010/09/25

Sの博士論文・学位審査

こちらの記事(フランスの大学院制度)でもちらっと書きましたが、 同じ研究室に所属している博士課程の学生さん、Sの学位審査が22日(水)に行われました。

彼は中国人なのですが、中国の大学を卒業後に渡仏し、フランス語の語学学校、パリの大学を経て、現在の大学院に至っています。

フランス歴は確か7、8年でフランス語もペラペラ。
とはいっても母国語ではないフランス語で分厚い学位論文を執筆し、学位審査に挑んだのは大変なことだったと思います。

(ただ彼曰く、サイエンスの教育はフランスで受けているので、母国語でサイエンスについて語るのは逆に難しいのだそう。だから将来は中国で戻って教壇に立ちたいのだけれど、中国人でありながら、サイエンスに関する中国語を学び直す必要があるのだとか。)

私は日本の大学院を出ていて、学位論文は英語で書いて日本語で学位審査でしたが、フランスでは通常、フランス語で学位論文&審査だそうです。外国人であれば英語でも可とのことでしたが。

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学位審査当日は現在の研究室メンバーだけでなく、彼の友人や現在は研究室を去ってしまった同僚たちも集まっていました。

最前列に座ったのは審査委員5名+指導教員1名。(私の時は審査委員(主査&副査)は3名でしたが。)

40分程のプレゼンテーションの後、各審査委員からの質疑応答が始まりました。

正直、フランス語だったので議論の詳細を理解することは今の私には不可能でしたが…
外国人でありながら、堂々とプレゼンし、厳しい質問にも動じずに受け答えしているSの姿を見て、すごいなぁの一言です。

約3時間!の迫熱した議論の末、審査委員以外は部屋を出され、外で審査結果を待ちます。(これは日本と同じでした)

十数分ほど経ってから皆、部屋に呼び戻され、そこで主査の先生が無事に学位審査に通ったこと、そして博士号 (Ph.D.)が取得できたことをSに言い渡すと会場には拍手が沸き起こりました。

感動を抑えきれずに涙をこらえながら、審査委員や先生方に挨拶をするSの姿を見て、こちらまで涙が出てきそうに…。

その後は審査委員の先生も含め、部屋の外でケーキやチーズ、シャンパンを囲んでパーティーが開かれました。(これは日本にはなかったな。)

とにかく、Sが無事に学位審査を終えることが出来て良かった!
この日の夜は皆でカラオケ付レストランに行きましたが、その続きはまた今度。

2010/09/23

デモ

約2週間前の9月7日に決行されたストに続いて(RATP ストRATP スト 2) 、本日9月23日も年金改革案に反対するための労働組合による大規模なデモ・ストライキがフランス各地で行われました。

この年金改革案とは、「現在の60歳の定年を62歳に引き上げることで財源を確保しよう」というものだそうです。

前回も今回も実際のデモの様子を見ている訳ではないけれども、前回よりは規模は小さいように感じられました。

例えば、今回も一部の交通機関がストップしていたのですが、パリ市内に関しては前回よりは電車の本数が多かったし(それでもいつもとは違うルートで研究室へ。)、

研究所の食堂もストモードでおかずの種類が少なかったのだけれども、こちらも前回よりはマシだったかな。

ただ、日本から遊びに来ているMちゃんは今日までフランス東部を旅行中だったのだけれども、一部のTGVが動いておらず、一部の観光は断念したみたいです。

2010/09/21

フランスの大学院制度

今の研究室には大学院、博士課程の学生さんが2人所属しており、そのうちの一人はボスに、もう一人は中ボスについています。

フランスでは、教授等の指導教官 (Supervisor、研究監督者)が担当できる学生数は1.5人までと決まっているのだ、と学生さんから聞きました。

少ない!そして、1.5人!?

この中途半端な数字の意味についてですが、基本は一人だが、担当している学生の卒業年度には新たな学生を迎えて良い、ということらしいです。

そして、大学の教授や準教授だけではなく、研究所所属の研究者でも資格さえ持っていれば (試験をパスすれば?)、学生を指導できる立場になれるとのことでした。

それにしても監督者あたりの学生数が日本とは比較にならないほど少ない!
特定の研究室に学生が集中するということは起こり得ないですね。

指導教員の先生が多くの生徒を抱えている場合、頻繁なディスカッションは難しくなりますが、担当学生が1.5人ということであれば先生の目も行き届きますよね。

確かに、現在の研究室では年中、学生と指導教官とが議論している光景を見かけます。

またフランスでは、Scholarshipをもらっているか、研究機関等から毎月ある程度のお給料が出ていないと大学院生にすらなれないらしいです。


日本より大学院生のハードルが高い。

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ところで明日、2人の学生さんのうちの1人が学位審査を控えています。
午後はラボの皆で応援です!

(審査終了後は研究所内で軽くおつまみで乾杯して、その後レストランでお食事して、さらにその後は“カラオケ”らしいです!盛大に祝福するんですね!)

私も約半年前の悪夢(?)が頭をよぎりますが…フランスの学位審査がどういったものかとても興味深い。
そして、学生さんの発表がうまくいきますように…!!!

2010/09/17

夕方、東駅, Gare de l'Estに虹がかかっているのを見かけました。

よーく見ると2本の虹。

思わず写真に収めてしまった。

虹なんて見たの、何年ぶりだろう。

2010/09/12

モネの家・庭園、Giverny

今日は日本からのお友達、Mちゃんと一緒にMonetの庭園があるジベルニー (Giverny)へ行ってきました。

パリ・サンラザール (Gare Saint-Lazare)駅から西へ電車で45分ほど、そこから更にバスで15分ほどのところにあります。

モネと言えば「睡蓮」の絵が有名ですが、絵そのままの庭園がそこにはありました。

水面に映っている空と雲、浮かぶ睡蓮のバランスがとてもステキで…
見る時期や時間帯によって様々な表情を見せてくれるのでしょうね。

ちなみに私が見た時の「睡蓮」はこんな感じ。


モネは日本好きだったようで、歌川広重・葛飾北斎の浮世絵コレクションをモネの家の中で見ることができました。

お庭にも日本風の太鼓橋があります。これもモネの絵の中で登場しますよね。(ちょっと写真は暗いですが…)

その他にも竹林があったり、柳が垂れていたり…とフランスで日本を感じることができてなんだか嬉しかったです。

モネの家の目の前に広がるお庭も可愛らしくって、色とりどりの花が咲き乱れていました。

ガーデニング好きの方が見に行ったら興奮しちゃうと思います。

2010/09/11

蚤の市・プール

今朝はマルシェでお買い物の後、porte de vanves 駅近くの「蚤の市」に足をのばしてみました。

その中で、おもちゃのようなアクセサリーから、50年台~90年台のアンティークのボタンやブローチを扱っているお店を発見!
ずっと見ていても飽きませんでした。

日本人のお客さんも多いようで、店主さんも日本語を少し話せたくらい!

アクセサリーは1~5ユーロほどで思わず色々と手にとってしまいました。

気付いたら13時になり、露店は店じまいを始めてしまったので蚤の市の半分も見ることができなかったのですが…またゆっくり行きたいですね。

その時には市の写真も撮ってきます。

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そして、夕方にはなまった体をほぐしにプールへ行ってきました!
 
パリ市には公共プールがたくさんあると聞いていたのですが、先ほどの蚤の市の近くにもあったのでそちらへ。

1回3ユーロ、10回券で24ユーロとお手頃ですし、脱衣所にも掃除の方がいて頻繁に作業しているので、新しい施設ではありませんでしたが清潔な感じがしました。

ちなみに女子更衣室にいたのは掃除“夫”だったので最初は驚きましたが、鍵付きの個々の脱衣所があるので問題ありませんでした。

中も日本にある公共プールとさほど変わりませんでしたが、驚いたのが水深が1~3メートル!

向こう岸に着くと水深は3メートルになっているので初めのうちは怖かったのですが、慣れてくると立ち泳ぎも出来たりしてなかなか楽しかったです♪

定期的に泳ぎにくるよう、10回券を購入したのでまた泳ぎに行こうっと!

Mちゃん

中高時代の親友、Mちゃんが先週末からパリに遊びに来ています。

ちなみにMちゃんと、月曜に帰国されたMちゃんのお母様も入れて、今までにパリにいらした友人や先生はこの2カ月半で6名!

皆さま、私に会うことが目的ではなく…学会発表や旅行がてらに私に会ってくれている感じですが、
パリに用事のある方って結構いらっしゃるのだなぁーと驚くのと同時に、毎回皆さまに構ってもらえているので寂しい思いをせずに済んでいます♪

しかも今回、Mちゃんは約1カ月間の滞在予定で、狭いですが…折角なので火曜からは私のお部屋を使ってもらうことにしました。

1部屋しかないのでプライバシーも何もありませんが…中高6年間同じ部活を過ごしたお友達、楽しくやっています。

Mちゃんは料理が上手で、毎晩夕飯を作って待っていてくれるので、奥さんが出来た感じです (笑)。
昨晩は日本食を、今日はパスタを…しばらくは質の高い生活が送れそう。

2010/09/09

RAPT スト 2

9月7日、一昨日のストのお話の続きですが、仕事場へは迂回して無事に到着できました。

いつもより電車は混んでいたけれど、パリ市内にはたくさんメトロやバス、トラムがはしっているので何とかなるものです。

年金改革案に対するストだったようですね。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE2E5E2E0958DE2E5E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2

当日は交通機関だけでなく、我々の研究所の食堂の従業員の方もストライキを起こしていたようで、いつもは複数あるおかずもチキンの1種類だけでした。

2010/09/07

RATPスト

本日(9月7日)、パリ交通公団(RATP)がストライキを決行するようです。

先週末にEが「来週早々にストがあると思うよ。」と言っていたのだけれど、本当に起きてしまうんですね!
しかもシャルルドゴール空港へ向かう唯一の鉄道路線(RER B)なんて、明日は全く列車が走る見込みがないとか!

スト情報を知らない旅行者で列車で移動しようと考えていた人にとっては大事ですよね。

私も大学の卒業旅行で友人たちとパリに来た時もストが起きて、当時は事前に情報を得ていなかったのであたふたした記憶が…。

日本ではストの予告が稀にあったとしても回避されることが多いですが、こちらでは年に何回かあるみたいで、研究室のメンバーはそれほど驚いていない様子。

全く列車を走らせない路線や、本数が少なくなる路線など様々ですが…私も明日(というか今日の朝)は影響を受けてしまうので迂回して研究室へ向かう予定。

大きな混乱がないと良いけど。

2010/09/03

ロレーヌ・アルザス旅行記, 1

夏休み、両親と行ったロレーヌ (Nancy)とアルザス (Strasbourg & Colmar)の2泊旅行記~出発編~

SNCF, TGVを利用しての移動。チケットは全てVoyages-sncf.comで予約していました。

NancyはParisから東へTGVで1時間半ほど、StrasbourgはNancyからさらに東へTERで1時間半ほどいったところにあります。

朝、7時12分パリ発だったので早朝に起きて駅へ向かったところ、列車出発の約1時間前には到着していました。

掲示板を見ても自分たちが乗る列車の表示もまだ出ていなかったので、「余裕だね」なんて言いながら駅のカフェで朝食をとることに。

この約40分後にまさか事件が起きようとは知らずに…。

ところで、東京では「東京駅」から全ての地方への鉄道が延びていますが、パリでは「パリ○○駅」という大きな駅が複数存在し、例えば今回の我々のようにフランス東部へ向かう場合は、「パリ東駅 (Gare de l'Est)」から列車は出発します。

ところが…私は何を勘違いしたか、前日の夜から「パリリヨン駅 (Gare de Lyon)」発だと思い込んでおり、さきほどの朝食もパリリヨン駅で取っていたのです!


出発まであと20分くらいだしもう掲示板にも我々が乗る列車の名前が出ているだろう、と親をカフェに待たせ一人確認に行きました。

(Nancy行き、Nancy行き…、ん?、ない…!!!)


なんだか嫌な予感がし、チケットをよくよく見ると…「Gare de l'Est」の文字が…!!!
血の気が引きました。 

走って親の元へ戻り、「駅を間違えた!急ごう。」と。


メトロの路線図もすぐに思い浮かばなかったし、「タクシーの方がよい」という父の判断に任せ、タクシー乗り場へ直行。

運転手さんはおばあさんで内心、大丈夫かなぁ…と思っていたけれど、「急いで東駅へっ!」と伝えると緊迫感が伝わったのかアクセルを勢いよく踏んでくれました。

早朝で車が少なかったのが幸い。
運転手さんに「何時までに行けば良いんだい?」と聞かれ、「7時12分発の電車に乗らないと」と言うと「はっ?」と驚かれたものの更に加速してくれました!

助かったー。


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あとで調べてみたところ、リヨン駅から東駅までは車移動での距離は6キロほど。メトロでの移動だと乗換が必要なので、ここでメトロを選択していたらきっと間に合わなかったと思う。
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出発まであと数分というところで駅に到着し、出発ホームが見つけられなくて焦っていたけれど、運よく駅員さんに遭遇し、場所も優しく教えてもらえました
(一番奥のホームで猛ダッシュする羽目になったけれど)。

何はともあれ、乗ったとほぼ同時にTGVが出発!

パリを発つ時は「パリ何駅なのか」、皆さまも確認してから行きましょう。

続く… 。

2010/09/02

Dの送別会

8月をもって女性スタッフのDが定年退職されることになり、先月末、彼女の送別会が研究室で開かれました。

前日に、「手作りのケーキ等を持ち寄ってパーティーを開く」と聞いていたので、私も何か出来ないかと考え…両親に日本から持ってきてもらった「茶道セット」を使って抹茶をプレゼントしてあげることにしました。

祖母が茶道をやっているので、小さい頃にちょこちょこ教わっていたのですが、高校に入ってからは全くやらなくなってしまったし、当時は半分嫌々で教えてもらっていたので(長時間の正座が耐えられなった)、今更になって「しっかり教えてもらえばよかったなぁ」と後悔。

フランスに来る直前に2回ほどお手前をおさらいしてから来たのですが、今まで腰を据えて茶道を習ってきた訳ではないので、こんな私が茶道を日本の文化として紹介してしまって良かったのだろうか…^^;

きっと裏千家連盟(そんなものが存在するか知らないけれど?) の方々が知ったら怒ってしまうでしょう…。先に謝っておきます。すみません。

当日は一通りのお手前をやる時間もなかったので、ふくさのさばき方をちょこっと披露したくらいで、すぐに抹茶をたてました。

茶道自体を知らないメンバーも結構いたようで、茶せんを見て、「フランスにも同じようなものがあるけど、化粧の時にしか使わないわ。(チークブラシみたい、ということらしい。)」なんてジョークも。
茶道の道具自体、面白くうつったみたい。

抹茶を飲むのが初めてという人も結構多く、人生初の抹茶が私がたてたものだなんて…申し訳ない。

Dをはじめ皆は「美味しい」と言ってくれたけれど、常に直球のEには「ほうれん草みたい」と言われてしまった。濃すぎたのかもしれない…。

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また、祖母の友人Jさんがたくさんの「手ぬぐい」を提供して下さっていたので(本当は皆の揃うバカンス明けにしようと思っていたのですが)、この機会に皆にプレゼントすることにしました!

藍や緑、オレンジにピンク、紫…など色も柄も様々で、日本らしい味のある手ぬぐいが揃っていました(私が欲しいくらい)!
派手な色が好まれるのかなと思いきや、藍や紺色の渋い手ぬぐいが意外と人気でした。

「用途は何でもありで、好きなように使えるよ」と説明すると首に巻いたり、プレゼントの包みにしようなんて声も。
また、フランスで使えそうな使用例として“ワインボトルの包み方”も披露してあげました。

Jさん、本当にありがとうございました!

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私自身はDとは仕事上での接点はなかったのだけれど、彼女はメンバーからの信頼が厚く、鼻先で赤ぶちのメガネをかけていて、紺色のボーダーTシャツとジーンズが似合うこれぞフランス人というカッコいいおば様でした。

帰り際には「今日は本当に嬉しかった。」とわざわざ私の部屋まで挨拶に来てくれました。
お手前はきっとひどかったけれど、気持ちは伝わったようです♪