2012/10/31

本帰国しました!

本帰国から4カ月が経ってしまいました。
ブログ上でちゃんと報告しておらず失礼しました!

2012年6月末でフランスでの契約は切れることになっており、7月からは契約延長か本帰国か…でギリギリまで悩んでいたのですが、お陰様で日本でのポスドクポジションが決まりました!

背中を押してくれたフランスのボス、そしてポジションを紹介して下さった現在のボスに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

7月からは京都で働いています!

フランスからの帰国手続き、そして京都での新生活に追われ…すっかりブログ生活から遠ざかっていました。

フランス生活・帰国手続き等…書きたいネタは沢山あるので、また少しずつ更新していきます!
これからも宜しくお願します。(頻繁に更新はしないかもしれないので…気長にお願いします^^;)

2012/04/01

枝の主日

枝の主日
今日、パリの街を歩いていると何かの木の枝をもって歩いている人を多く見かけました。
気になったので、マダムに訪ねてみると、「今日は枝の主日le dimanche de Rameaux)と呼ばれる日で、ツゲの枝(Le bois)をもっているのよ。」と教えてくれ、さらに小枝を分けてくれました。


帰ってから調べてみると、こちらのブログで詳しく解説されていました。
http://blog.livedoor.jp/atsukofujino/archives/2575879.html

復活祭(Easter, Pâques)の一週間前にあたるそう。

パリも先週末から夏時間に切り替わり、すっかり春です。


春が来てからというもの、公園は多くの家族連れやカップルで賑わっています。
(写真はJardin du Luxembourg。奥に見えるのはsénat(上院))

日本ではそろそろ桜の時期ですね。

2012/02/28

「アーティスト」、アカデミー賞・5冠

無声映画の「アーティスト」、日本でも話題になっているようですね^^

去年末フランスで話題になった時、観に行きました!
(その時に書いた記事です→The Artist (2011/11/12投稿)

日本でも2012年4月に公開されるみたいです!

2012/02/12

Sécurité sociale

フランスに来て1年半が経った先月、ようやく Sécurité sociale 番号 (社会保険番号)、そして日本でいう健康保険証であるCarte d'assurance maladie(通称Carte Vitale)を手に入れることが出来ました!

私のお給料はフランス側から出ているのですが、毎月しっかり保険料やら年金やらが引かれています。

だからといって Sécurité sociale 番号が勝手にもらえる訳ではなく、自分で申請しないといけないんですね。

滞在許可証以上に長い道のりでした…^^; この投稿もかなり長いので、興味のある方だけ読んで下さい。

---
私の契約は2010年7月よりスタートしましたが、2010年8月9日付で l'Assurance Maladie (ameli.fr) より下記書類を郵送するようお手紙が届きました。

titre de séjour(滞在許可証)のコピー
2010年7月の給与明細のコピー
銀行口座証明(RIB)
出生証明書(日本の戸籍謄本を在仏日本大使館でフランス語翻訳してもらった。9 Euro)

また秘書さんからは別に「Déclaration de changement de situation」という書類をl'Assurance Maladieのサイトからダウンロードし、提出するように言われていました。

当時、滞在許可証は勿論のこと、仮滞在許可証(レセピセ)すら貰えていない状況だったので、(それをもらってから手続きしよう…)ってことで放置してしまいました。これがいけなかったです。同僚に相談して何かしらアクションすべきでした。

それから約3カ月後には無事に滞在許可証を受理したのですが(→詳しくはこちら)、その頃にはすっかりSécurité socialeのことは忘れていて…でも確か年明けに思い出して、書類一式をl'Assurance Maladieに送りました。

すると数週間後にお手紙が来たのですが「最新版の給与明細も送って下さい」とのことでした。

私が書類一式を送った時は1月分の給与明細は出ていなかったので、12月分までの給与明細を送ったのですが、l'Assurance Maladieが手続きをする頃には1月分の給与明細が出る頃で必要になった、ということなんでしょう。それで1月分の給与明細を別に送った訳です。

すると次は「滞在許可証のコピーを送って下さい」と手紙が来たじゃないですか!!!
「え~、もう送っているはずなのに。でも要求してくるんだから仕方ない。」
ってことで滞在許可証のコピーを送った訳です。

すると今度は「出生証明書を送って下さい」と!!!!!
「はっ!?これも既に送っていますよ!!!」

ここで私も気付きました。指定されたものだけ送ると、過去に既に提出した書類を更に要求してくる可能性が高いと!
確かに、毎回返事をしてくる担当者が違うので、書類の引き継ぎがうまくいってないんでしょうね。

ってことで、今度はSécurité sociale 番号登録に必要な書類を全てを送りました。
給与明細なんか今までもらった分、全てのコピーを送ったと思います^^;

ここまで全て手紙でのやりとりだったことと、私もすぐに返事した訳じゃなかったので…
渡仏してから1年近く経とうとしていた訳です。

そして、l'Assurance Maladieからお返事を受け取ることないまま、私は引っ越すことに…
その後の便りはすっかり途絶えてしまいました…><

これはイカン!ということで、研究室の学生さんに事情を説明して、l'Assurance Maladieに電話してもらったのですが、「Sécurité sociale 番号をもっている方でないと、電話対応はできません。まずは番号を取得して下さい。」とのこと!

え~、それが大変なんじゃん!
手紙もダメ、電話もダメ…ってことで、l'Assurance Maladieのオフィスに乗りこむことに。
適当にl'Assurance Maladieの看板を掲げているオフィスに行ってみたところ、かなり待たされた上に、自分の番が回ってきたと思ったら「ここでは申請手続きできないよ。手紙でしか受け付けないから」と拒否!えーっ!

でも在仏日本人のブログで「オフィスで手続きした」とあったのでよく確認してみたところ、「l'Assurance MaladieのCPAM」というところであれば出来るらしい。

日を改めてCPAMへ行くことに。居住区の方が良いのかな?と思い、パリ5区にあるCPAMに行ったところ、「あっ、ここのオフィスはもう閉じちゃったの。違う区に行って!」と…。「はぁ???仕事早めに切り上げてきたのに。。。。閉じちゃったってどういうこと!?(今日は閉じちゃったっていうことじゃなくて、完全にそこのオフィスは閉鎖しちゃっていました。)」

また日を改めて、今度は職場近くのCPAMに行ったところ、ここはちゃんと営業してました(フーっ)。

今までl'Assurance Maladieとの相性は悪いので修羅場も想定していましたが(笑)、すんなりと担当者に通され、必要書類を再々…度提出し、住所が変わったことも伝え、無事に手続きは終わりました。なんだ~最初からCPAMに来ていればよかった…。

そして「これがあなたのSécurité sociale 番号よ」とその場で念願の番号をもらうことが出来ました。
これが去年末の話。

それから更に数週間後、CPAMからCarte Vitaleをもらうための手続き書類が送られてきました。
この書類にサインして、 証明写真を貼って、IDのコピー(滞在許可証のコピー)を添付して郵送。

それから約1カ月後には郵送でCarte Vitaleが送られてきました。

うーん、長かった!
それにしても1年半、何も病気しないで本当に助かった。健康第一ですね。

まぁ、しばらくCarte Vitaleを使うこともないだろう…と思っていた矢先、今夜食事中に歯に違和感を感じて取りだしてみたら…なんと歯の被せものがとれているではないですか!!!

いよいよ、フランスの病院(しかも色々な噂を聞くフランスの歯医者…)にお世話になることになりそうです。。。

2012/01/03

初回レセピセ~滞在許可証の受理まで。

こちらの記事(滞在許可証の申請)で滞在許可証(Titres de séjour または Carte de séjour)の申請手続きについてまとめましたが、その後の経緯についても記録しておきたいと思います。

もう一年以上も前のことなので、だいぶ記憶が薄れていますが…。

私はかなり順調なケース!!!

学会、一時帰国、旅行等々…で海外に行きたいのに滞在許可証が出ないために断念している方も周りに沢山いらっしゃいました。(ビジネスの場合は融通がきくようですが。)

フランスは何でこうも事務仕事が遅いのでしょうか…。

私の大まかな流れは以下の通りです。
  • 雇用元オフィスを通して滞在許可証の申請 (2010年7月)
  • 仮滞在許可証(レセピセ、récépiss)の受理 (2010年9月)
  • 健康診断 (2010年11月)
  • 滞在許可証の受理 (2010年11月)

それでは更に詳しく!

  • 2010年7月7日(水)
    • 雇用元オフィスへ、滞在許可証の申請をしに行く。
    • 提出書類
      • パスポート
      • 証明写真 3枚
      • 出生証明書(日本の戸籍謄本を在仏日本大使館ででフランス語翻訳してもらった。9 Euro)
      • 居住証明書(アパート入居時にもらった)
      • プロトコールダキュイ(コンベンションダキュイともいう)
    • 詳細は過去記事を参照して下さい。 

  • 2010年9月13日(月)
    • パリ4区シテ島 (Cité)にあるパリ警視庁(Préfecture de Police)へ午前9時~12時の間に行くよう雇用元より指示される。
    • パリ警視庁内の 「Dépôt groupé」 (7e bureau, Escalier F)というカテゴリーへ向かう。 
    • どのくらい待ったかな?多分30分くらい。その場で仮滞在許可証(レセピセ)をゲット!A4の紙切れです。
    • 日本で発行してもらった3カ月有効の長期研究者ビザの期限は2010年9月26日だったのでそれ以前にレセピセがもらえたことになります。
    • レセピセの期限は2010年11月19日。
    • “初回”レセピセではフランスへの再入国が出来ないと聞きました。なので、滞在許可証が出るまではフランス国外脱出は我慢、我慢…。

  • 2010年10月26日(火)
    • 雇用元オフィスより電子メール。OFIIへ指定の日時に健康診断を受けに行くよう指示される。 

  • 2010年11月4日(木)
    • OFII (Direction Territoriale de Paris - 48, rue de la Roquette, 75011, Paris)。バスティーユの近く。
    • 必要書類
      • la présente convocation(OFIIから届いたconvocation)
      • son passeport (パスポート)
      • son carnet de vaccination (ワクチン手帳はもっていなかったので、母子手帳のコピーを日本から送ってもらいました。これはなくても大丈夫な気はする。ただ、問診の時にワクチンの有無を聞かれます。)
      •  ses radiologies pulmonaires récentes(肺のX線写真?そんなのないよ、ってことでもっていきませんでしたが問題ありませんでした。)
      • ses comptes rendus d'hospitalisation(入院記録?これもなしでOKでした。)
      • ses lunettes de vue(メガネ)
      • son carnet de maternite(母子手帳)
      • また、convocationには記載されていませんでしたが、レセピセも持っていきました。(レセピセと引き換えに滞在許可証をもらったので必須だと思います。)
      • そして、55ユーロ分のtimbres mobiles(切手)。私は近くのTabac屋で買いましたが、場所によっては「55ユーロ分もないよ!」ってところもあるので事前に用意しておいた方がベター。
    • 私のランデブーは午前9時でした。
    • 胸部レントゲン写真を撮ったり(なぜかこの写真をお土産にくれます。)、身長・体重を測ったり、問診を受けたり…簡単な健康診断です。
    • レントゲン装置が壊れていて結構待たされ、午前中いっぱいかかってしまったように記憶しています。
    • Certificat de Controle Medical(健康診断の証明)を受取り、その場で滞在許可証をゲット!
    • でも健康診断時にもらえないというケースも多々聞くので…当てにしない方が良いです。