2011/11/12

The Artist

昨日(11月11日)は、フランスでは「第一次世界大戦休戦記念日」で祝日でした。

Le Forum des Hallsというショッピングモール内にあるUGCシネマで映画をみることに。

みたのは、研究室の学生さんやスタッフから評判の良かったMichel Haznavicius監督の「The Artist」。

第64回カンヌ国際映画祭にも出品され、主役のジャン・デュジャルダンが主演男優賞を受賞したそう。

フランス映画ですが、舞台は1920~30年代のアメリカ。

そしてなんと…白黒のサイレント映画(無声映画)です!

サイレント映画と言えばチャップリンをちょこっとみたことがあるくらい。
なので古い形式ではあるのですが、私にとっては逆にとても新鮮でした。

字幕もほとんどなく(たまに字幕だけの画面があるけれど)、基本的に目、耳から入る情報は音楽と俳優さんの表情や動きだけ。
(因みに字幕は英語がメインで、下に小さくフランス語のサブタイトル付)

普通の映画に比べて俳優さん達の表情や動作が豊かで…(ジャン扮するジョージの笑顔が素敵)
そして、ジョージの"愛犬"がまた名演技をするんです!

大きなどんでん返しがある訳じゃないんですが、ちょっとした演出に思わず吹き出しちゃったり、俳優さんたち(+犬)のひとつひとつの表情、演技に惹きつけられちゃう感じ。
笑えて、ちょっと切なくなって…(結末は伏せておきます。) という感じのとても素敵な映画でした!

そして私にとって嬉しかったことが…、
フランスで映画をみる場合、「音声は英語でフランス語字幕付き」ってパターンが多いですが、内容についていけず、皆が笑うところで笑えないことが多々あります。
でも今回はなんせ無声映画だったので会場のお客さんと笑いを共有できました(笑)

どんな映画か興味ある方はこちらで予告編が見られます。
http://www.youtube.com/watch?v=OK7pfLlsUQM
日本でも上映されるのかな?

2011/11/02

Passage Verdeau ~パサージュ・ヴェルドー

Location: Passage Verdeau, 75009 Paris, France
先月のとある土曜日、オペラ界隈で友人と会う約束があったのですが…少し早目に家を出て、パサージュ散歩をすることにしました。

向かったのはPassage Verdeau(パサージュ・ヴェルドー)。
(ここからからオペラ座へは徒歩圏内!)

去年の夏、両親がパリに遊びに来た時に一度訪れていたのですが、(またゆっくり一人で来たいなぁ…)とずっと思っていました。

Le Bonheur des Dames
お目当ての場所はこちら。
刺繍用品のお店「ル・ボヌール・デ・ダム(Le Bonheur des Dames)」

実は冬が近づき、なんとなく裁縫をやりたい衝動に駆られていたのです。

ここにはデザインの可愛い刺繍セットが沢山売られています!

Made in British や Scottishのものあるのですが、お店オリジナルの図案も豊富で、なんともフランス(パリ)っぽい。



オリジナルデザインのカタログもくれたのですが…花、動物、食卓をモチーフにしたものから、エッフェル塔にマカロン、モンサンミッシェルなど…いかにも「フランス!」なものまで、見ているだけで飽きませんでした。

店員さんも刺繍に夢中。
刺繍“キット”が売られているので、日本から裁縫セットを持ってきていない私でもすぐに始めることができます。
(布や糸は勿論、針もついています)

見ているとどれもこれもやりたくなってしまいそうだったけれど…結局、集めるだけ集めて、ちゃんと時間を見つけることってできなかったりするんですよね^^;

でもこれなら自分へのお土産として日本に持ってかえっても良いかも!

とか

出来あがったら額に入れて部屋に飾ったら可愛いじゃん!

なんて…始めてもいないのに店内で夢を膨らませていました。

今回はとりあえず小さなキットを二つ購入。

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次の日曜は一日フリーだったので、クロスステッチを昼頃から始めたのですが…気付いたら夜!
刺繍はやりだしたら止まらない。。。危険です(笑)

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ちょっと前に友人が日本から送ってくれたパリのガイドブック、パリの手帖 とっておきの散歩道にも紹介されていました。

2011/10/30

夏時間終わり, 2011

今日(2011年10月30日(日曜日))から冬時間のスタートです。

去年は当日の朝に気付いてビックリしましたが!
夏時間終わり

今年は前日の夜に気付きました。
(今朝、友人と待ち合わせをしていたので…気付かなかったら一時間待ちぼうけするところでした)

という訳で、フランスと日本との時差は7時間⇒8時間になりました。

2011/10/29

Pont!ポンっ!

パリ北駅
11月1日(火)はフランスの祝日。
(「Toussaint、諸聖人の祝日」と呼ばれる祝日のようです。)

火曜(または木曜)が祝日になった場合、日本では、「月曜(または金曜)に仕事行くの面倒だなぁ」ってことになりますよね。

(ハッピーマンデー制度の適用後はその数はだいぶ減ったと思いますが。)


でもフランスではその心配はありません!
休日に挟まれた平日も休みになってしまう(してしまう)のです!

皆、「Pont(ポン=橋)で月曜も休みだね」なんて言ったりしますが、休みと休みの間に”橋”をかけて挟まれてた平日も休みにしちゃおうという意味らしいです。

だから明日から4連休という方も多いよう。

我がラボでは「Pont」でも行くよっていう学生さんが多かったですが、「Pont」自体をOfficialな休日にしている研究所も多いよう。

「ポンっ」って響きがいいですよね~
魔法だかおまじないで、いとも簡単に平日が休日になっちゃう感じが(笑)

2011/10/28

M2→Ph.D.

フランスでは、6月から7月が年度末にあたり、ちょうどその頃、我が研究室の修士課程(M2)の学生さん達も修士論文の執筆、そして学位審査に追われていました。

フランスでは(少なくても我がラボに所属の学生さんは)、二年間ある修士課程のうち、最初の一年半は授業・学生実験がメインで、残りの半年でようやく研究室に所属して研究をスタートさせます。

日本では、大学の学部4年生(早いところでは3年生)から研究室に所属して実験をし、卒業論文を書き、更に修士課程へ進めば2年間がっつり実験&研究というのが一般的なのでシステムが違いますね。

フランスの場合、研究室に配属される前に様々な分野、実験手法を広く、浅く学ぶことが出来ると思いますが、一方、日本ではがっつり研究室に所属するので、修士2年の頃には(配属された研究室で使う研究手法については)結構深い知識をもっていることになると思います。

フランスの学生さんを見ていて感心することは、修士2年の後半で研究室に配属され、半年という短い期間しかないのにしっかりと修士論文をまとめていることです。(勿論周りのサポートも大きいですが。)

(以前、フランスの大学院制度の記事でも書きましたが、)
日本と比べフランスは指導教員に対する生徒の数が少なく先生の目がきちんと行き届くということもあると思いますが、もう一点、学生さん自体のモチベーションも違うと思います。

というのも、日本では入学試験にパスして、授業料さえ払えば博士課程へ進学できますが、フランスで博士課程へ進学するためには、お金(グラント、Scholarship、研究費等)を自分で取ってこなければならないのです。(何年か前に法律でそう決められてしまったのだとか。)

(追記)学生さんが自身でグラントを取ってくるパターンと、研究室のグラントで学生さんが雇ってもらうってパターンもありました!

そのためには修士課程である程度の業績をあげた方が有利だし、博士課程における研究計画も明確でなければなりません。

(日本でいうと「学振DC1, DC2」を取れた人だけが進学できるという感覚に近いのかな?学振の取りやすさとフランスでのグラントの取りやすさをちゃんと比較した訳ではありませんが…)

実際、私と同じプロジェクトで働いていた修士の学生さんも博士課程への進学を希望していたため、配属当初からモチベーションがとても高かったです。
彼は修士課程卒業後、書類審査、面接を経て、無事にグラントを取ることが出来たのですが…結果が出るまではボス含め皆がピリピリしていたし、決まった時の喜びようは本当にすごかった。
(研究室の皆にビールをご馳走していました。一番若いのに…(笑))

後になって知ったことですが、彼の同級生でグラントが取れなかった生徒さんは少なくないようで、未だにどこの研究室にも行けず複数のグラントに挑戦している子、フランスでの研究を諦めて海外の研究室へ行った子もいるとのこと。

そういう意味ではフランスはかなりシビアですよね。