2010/10/27

定期健康診断

昨日、雇用元の健康診断を受けてきました。

約1カ月前にも簡単な健康診断(問診のみ)があったのですが、これは新規契約者に対してのみ行われたもので、今回は雇用者全員に対して行われたもの。

日本の健康診断のように集団で一気に受けるのではなく、各自、予約の時間に病院へ行って個室で個別に診断を受けます。しかも一人あたりの時間は約1時間。長い。

前回の診断にはフランス人の大学院生がついてきてくれたのですが、今回は一人。

検査技師さんも先生も英語は得意ではなかったようで…80%はフランス語で説明を受けたけれど…皆親切で、なんとか意思疎通はできました。

そして、大切なところはお互い辞書を片手に会話。

項目は尿検査・視力検査・問診・血液検査。

視力検査の前に、「専門の機械を覗いて、そのスクリーンに映っているものを見て質問に答えてね」と言われる。(質問の設定を英語にしてくれたので助かった。)

日本で受けてきた"C(ランドルト環というらしい)"のどこに穴が空いているかを答えるタイプかと思いきや、何だか複数の数字やアルファベットが並んでいて、「Gは見えますか。Kは見えますか…」と次々に質問されていき、それをYes, Noで答えていくという方式でした。

いきなり検査をさせられ、それを理解するのに時間がかかってしまい最初の何問かは分かっていたのに答えられなかったけれど…検査結果を見た先生は「素晴らしい。」と言っていたので(勿論矯正有り)、大丈夫だったみたい。良かった。きっと結果は正確じゃないけど…。しかも結果の数値を見る限りでは日本の単位とも違う気がした。

問診では今までどんな病気をしましたか?といったような質問を複数受け、最終的にはベッドに寝かされて、血圧測定に、聴診、触診…と続きました。かなり丁寧。

血液検査は違う施設で受けてきてね、と言われ、隣のビルの専門の施設へ。

今回採血を担当してくれたおじさん先生が上手ではなかったのか…今、腫れて青くなってます。内出血。

このことをラボのメンバーと共有したくて、「こんなに腫れちゃったんだけど、見てみて~」と腕を見せたものの…、皆あまりびっくりしてくれなかった。普通なのかしら。

ところで、最初の問診時と採血の前にそれぞれ体重を計ったのですが…ほんの数十分の間に6キロも体重が減っていました(笑)。

それが事実なら嬉しいけれど…フランスの体重計、大丈夫かしら。。。

2010/10/19

無期限スト

日本でもニュースになっているようですが、年金改革を巡り10月12日からストライキがまたまたスタートしました。9月7日、23日、そして10月2日に続き、私がパリに来てから4回目のデモ・ストライキ。

過去3回は1日限りで終わっていましたが、なんと今回は無期限

スタートからちょうど1週間が経ちましたが、ストはまだ続いています。
そして、本日10月19日には大型デモが開催されたようです。

実際の日常生活にそこまで大きな影響はありませんが、やはり研究室へはいつもと異なるメトロやトラムを乗り継いで行かなければならないので時間がかかってしまう。

また、研究室のフランス人曰く、今回のストの影響で石油精製所が長期間操業を停止しているためガソリンが手に入りにくくなっているのだとか。

彼女は週末に車でドライブの予定だけれど、もしこのままストが続けば給油が出来ず行けなくなってしまうそう。

このストはいつまで続くのでしょうか…。

ブログの更新が遅れていましたが…日常生活は問題なく送れているのでご心配なく!

2010/10/12

くしゃみをした後

研究室の居室で私の隣に座っているJが、誰かがくしゃみをした時のフランスでの対処法を丁寧にメモ用紙に書いて教えてくれました。

最近、Jはよくくしゃみをしていて、他のメンバーはその後に何やら言っていたのですが、私が何も言わないのできっと違和感を覚えたのでしょう。

そのメモの内容とは…

J:      Atchoum          (←日本でいう「ハックション」のことみたい。)
June-ko:   A tes souhaits  (「アテスウェ」って聞こえます。)
J:      Merci !           (ありがとう。)


英語だと「Bless you」と言ったりしますが、フランスでも言ってあげる方が良いみたいです。 
明日から実践してみよう!

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そして、今晩からフランス語教室に通い始めました。週4時間で3カ月。どれだけ上達するかしら…。
その様子もまたお伝えします。

2010/10/08

Nutella

皆さん、ヌテラ, Nutellaってご存じですか。

以前、院生のEとパリの街中を歩いていた時に、彼女がクレープ屋さんに置いてあった大きなチョコバターの巨大ボトルを見て、「あんなに大きなヌテラがあるよ!」と騒いでいたのですが…、私が「ヌテラって何?」と聞くと、「えっ、知らないの?」と驚かれました。

次の日のランチでも話題にも上がったのですが、フランス人にとっては国民食?らしく(米国留学経験のある隣の研究室のベトナム人も知っていたので…欧米では一般的?)、ヌテラの存在すら知らなかった私を皆、驚愕の目で見ていました。


パンに塗ってもよし、クレープに入れてもよし、そのままなめてもよし…。だそうで、
しばらくヌテラに関して熱いトークが交わされていました。

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その後、たまたまスーパでヌテラ, Nutellaのボトルを見かけたので私も皆の話題についていけるよう購入してみました。
ナッツ入りで、確かに美味しい。

ただ食べ過ぎには注意しないと…

2010/10/07

凱旋門賞、2010

Location: Hippodrome de Longchamp, 75016 パリ, フランス
先週の日曜日のお話ですが…、パリ西に位置するブローニュの森にあるロンシャン競馬場 (Hippodrome de Longchamp)で「凱旋門賞 (Prix de l'Arc de Triomphe)」が開催されました。

競馬は日本でも経験がありませんでしたが…日本からも武豊騎手 (ヴィクトワールピサ)と蛯名正義騎手 (ナカヤマフェスタ)が出場するとあり、折角なので足を運んでみることにしました。

ロンシャン競馬場へは、メトロ1号線の「Porte Maillot」駅から競馬場直通の専用バスに乗って。

日本の競馬場へも行ったことがないので規模や美しさの比較はできませんが…、やはり目立っていたのは派手な帽子やドレスで着飾ったマダムやスーツできめたムシュー達(シルクハットを被っている人も!)。

日本の競馬場にも居そうなおじさま達も勿論いるのですが、欧州では競馬はこのように正装して見るのが一つのスタイルのよう。

着物を着たり…正装している日本人の姿も目立ちました!
予想以上に日本人がいてビックリ。

もうひとつ驚いたのが日本人専用の発売窓口があったこと。
馬券の買い方の日本語解説文が置いてあったり、窓口の方も日本語がしゃべられたり…と。

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パドックは遠目からしか見られませんでしたが、真ん中にいるのが武騎手。
そして、パドックからレーストラックへ向かう途中の騎手&馬たちは目の前で見ることができ…なかなか迫力がありました。

蛯名騎手が2位で惜しかったですね。
オリンピックや一般の競技だと3位までは注目されますが、競馬は1位じゃないとダメみたいです。

表彰台に上ったのは1位のイギリスの騎手のみ。何だか残念。

←こちらは観覧席。

あっ、肝心の私の予想ですが…ビギナーズラックとはいきませんでした。

2010/10/04

Nuit Blanche, 2010

Location: シテ駅, 75004 パリ, フランス
先週の土曜の夜、Nuit Blanche (直訳すると『白夜』)というイベントがありました。
http://www.nuitblanche.paris.fr/

10月2日の夜から3日の朝にかけ夜通し、パリの至るところで様々なアーティストによるエクスポジションやパフォーマンスなどが催されるというもの。

こちらで知り合いになった日本人仲間の方々と夜のパリへ。
夜中なのにいつも以上に多くの人で賑わっていました。

シテ島のノートルダム寺院。(中には入りませんでしたが…)

普段は夜、外部から寺院全体が白っぽいライトで照らされていたかと思いますが、この日ばかりは内部からバラ窓のステンドグラスがライトアップされていました。

外から見ているのにバラ窓がキレイに見える…という不思議な光景。





そして、パリ市庁舎の壁には何やら様々な色のネオンサインが。
近くで見ると色々な言語で書かれた「違いを愛する」の文字が。
(日本語もありました)

この日は夜通し、一部のメトロは動いているとの聞いていたのですが…なぜかChâtelet駅は閉まっていました。

どうやらストだったみたいです。

バスは走っていたのですが、なかなか来なかったので結局はタクシーで帰宅。
10月12日にもスト決行のようですね。

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そういえば今日、ある書類にサインしろと言われたのですが、先月9月7日のストの日にちゃんと仕事に来ていたかどうかを調べるための書類でした。

ちゃんと職場に行った旨を記し、サイン。
そういえば、「ストしたければJune-koだってできるんだよ。お給料は減るけどね。」と大学院生のEに言われていたのですが…今日の書類は勤務日数を確かめるものだったのかな。