エッフェル塔の近くに、パリ日本文化会館 (Maison de la culture du Japon à Paris)という建物があります。
そちらで「現代映画特集, Les années 2000-2010」(全て邦画)が開催中だったので先週末足を運んでみました。
http://www.mcjp.fr/francais/cinema/les-annees-2000-2010-190/les-annees-2000-2010
日本文化会館に行くこと自体初めてでしたが、1階には日本の小物や書籍を扱うお店が入っており、また日本人アーティストのコンサート等も開かれているようです。
セキュリティチェックを受けた後、会館の中にある映画館へ。
小ぶりでしたが、しっかりとしていて日本のシネコンのシアターのよう。
映画の種類によって、英語字幕だけだったり、英語&フランス語字幕だったり。(吹き替えられていなくて良かった。)
お客さんは20人ほど。日本人が多いのかなと思いきや、フランス人のお客様の方が目立ちました。
そして、やっぱり面白かったのはかなりゆる~い映画、「めがね」。
観るのは2回目でしたが…今回も癒されました。
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「たそがれる」ことが得意な島の人たちと、初めのうちは「たそがれる」ことが苦手なタエコ。
島でやることがなく、宿の主人に観光名所を聞くタエコに対し、ビックリした顔で「観光するところなんてないですよ」と返す主人。
島で唯一出来ることと言えば…「たそがれる」ことくらい。。。
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島の人とタエコのやり取りを見ていて、フランス人と日本人のバカンス(休日)の過ごし方をふと思ってしまいました。
研究室のメンバーに「バカンスはどこへ行った?何をした?」と聞くと、ほとんどの人が「ビーチでやいてきた。」と言います。
パリでも休日になると、サングラスをして肌を露出したフランス人が芝生の上で横になっている光景を多くみかけます。
それに対して私は…タエコのようにどこかへ出掛けたら「観光」をしないと気が済まない。
折角の旅先でただボ~っとたそがれるだけなんて“もったいない”なんて思ってしまう。
何か目的が欲しくなってしまう。
「週末だけを使って南仏の方へ遠出し、しっかり観光もしてきた」なんて研究室のメンバーに話して驚かれたこともあります。(フランス人はもっと時間をかけて行きたいみたい。)
日本人はセカセカしているように見えるかもしれませんね。
私もタエコのように、(島生活…ではなく)フランス生活で、上手な「たそがれ」方を身につけることが出来るかしら。。。
(いや~でもやっぱり無理だなぁ。せかせか観光したいなぁ。)
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